2025年のGDP成長率は5.11%、4年連続で5%超に
(インドネシア)
ジャカルタ発
2026年03月13日
インドネシア中央統計庁(BPS)は2026年2月5日、2025年の年間実質GDP成長率を前年比5.11%と発表した。4年連続で5%を超え、2020年以降では、2022年の5.31%に次ぐ成長率となったものの、政府目標の5.2%には届かなかった。なお、2025年第4四半期のGDP成長率は前年同期比5.39%、前期比0.86%だった(添付資料図参照)。
支出項目別の前年比伸び率では、GDPの5割超を占める家計最終消費支出が4.98%増、政府支出が2.50%増、投資などを示す総固定資本形成は5.09%増だった。輸出と輸入はいずれも2024年より増加し、輸出は7.03%増、輸入は4.77%増となった。輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は、2020年5月から2025年12月まで68カ月連続で黒字を記録している。
産業別では、主要17業種のうち、16業種がプラス成長となった。最も高い伸びを示したのは、その他サービスの9.93%増で、企業サービス(9.10%増)、運輸・倉庫(8.78%増)、情報・通信(8.35%増)が続いた。一方、唯一マイナスとなったのは鉱業・採掘(0.66%減)だった。GDP構成比で19.07%を占める製造業は5.3%増となった。
国内を主要6地域に分けた地域別では、GDP全体の56.93%を占めるジャワ島(ジャカルタ特別州含む)が5.30%増、GDP全体の22.22%を占めるスマトラ島が4.81%増だった。このほか、鉱業が盛んなスラウェシ島は6.23%増、新首都「ヌサンタラ」の開発が進むカリマンタン島では4.79%増となった。
2026年のGDP成長率については、政府が5.4%の目標を設定している中、インドネシア中央銀行(BI)は4.9%~5.7%(中央値5.3%)と予測し、2027年には5.1%~5.9%(中央値5.5%)の範囲で推移すると見込んでいる(2026年1月28日付BIプレスリリース
)。
(山田研司、デシー・トリスワティ)
(インドネシア)
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