ジェトロ、カンボジアで高知・栃木県食品の試食会を実施、商談を支援へ

(カンボジア、日本)

プノンペン発

2026年03月30日

ジェトロは3月16~18日、高知県および栃木県の食品をカンボジアへ輸送し、現地バイヤーを対象とした試食会をプノンペンで開催した。

ユズを加工したドレッシングなどの調味料、水産加工品、アイス、清涼飲料や日本酒など22社(高知県11社、栃木県11社)から、幅広い商品群を集め、試験的にカンボジアへ輸送した。現地では、大手スーパーや輸入卸業者6社の担当者を招き、試食会を実施した。招へいした企業からは、次のような意見が寄せられた。

  • ユズは、カンボジア市場ではまだ比較的珍しいので、試食販売などを通じて認知を広げていきたい。ユズ加工品の中では、ポン酢がカンボジアの食シーンに取り入れやすく、可能性がありそうだ。
  • 日本酒はパッケージのみでは味の違いが分からないので、今回のように、実際に試飲できる機会はありがたい。特に、高知県で開発された酵母CEL24を使用した日本酒は、口に広がる香りと甘みのために飲みやすい。
  • カンボジアの日本食市場は、隣国に比べると規模は大きくないものの、富裕層を中心に日本の本当においしいものを求める顧客からの根強い需要がある。

ユーロモニターの調査結果によると、カンボジアでは中間富裕層が拡大しており、特に上位の中間所得層(世帯所得1万ドル~3万4,999ドル)の割合が2005年と2025年で比較すると大幅に増加している。今回の試食会を通じて、ユズ製品や、地酒などの地域産品を中間所得層向けに訴求できることが確認されたことから、ジェトロではバイヤーと事業者をつなぐオンライン商談を開催し地域産品の商流構築を支援していく。

(若林康平、藤田奈緒)

(カンボジア、日本)

ビジネス短信 6b6b22acff90dc29