1月の中国自動車販売は前年同月比微減、輸出は4割増
(中国)
上海発
2026年03月03日
中国自動車工業協会(CAAM)は2月11日、1月の自動車販売台数が前年同月比3.2%減の234万6,000台、生産台数が前年同期と同水準(0.01%増)の245万台だったと発表した。前月比ではそれぞれ28.3%減、25.7%減となり、年末の駆け込み需要の反動による落ち込みがみられた。販売先別では、国内販売台数は前年同月比14.8%減だったが、輸出台数は44.9%増だった(添付資料図1参照)。
車種別の販売台数をみると、乗用車が198万8,000台(前年同月比6.8%減)、商用車は35万9,000台(23.5%増)だった。新エネルギー車(NEV、注)は94万5,000台(0.1%増)で、自動車販売台数全体に占める割合は40.3%だった。NEVの販売台数の内訳をみると、バッテリー式電気自動車(BEV)は59万7,000台(4.0%増)、プラグインハイブリッド車(PHEV)は34万8,000台(5.9%減)だった。
1月のNEVの国内販売台数は64万3,000台(前年同月比18.9%減)だった。うちNEV乗用車については10万~20万元(約220万~440万円、1元=約22円)の価格帯の車種の販売台数が最も多く、35万2,000台(11.4%減)にのぼった。
また、1月の輸出台数68万1,000台のうち、ガソリン車は38万台(前年同月比18.8%増)、NEVは30万2,000台で前年同月の2倍に増加した。輸出台数上位10社(添付資料図2参照)をみると、1位は奇瑞汽車(47.2%増、11万9,000台)だった。吉利汽車は140%増の7万7,000台と、上位10社の中で伸び率が最大だった。
2026年の中国自動車市場について、CAAMの予測では、販売台数は前年比1%増の3,475万台と微増にとどまる見通しだ。CAAMの陳士華副秘書長によると、国内市場では、政策の限界効用が逓減し消費者の購買意欲が低迷する中、自動車業界は「量」から「質」への転換を迫られる。政府は「内巻」と称される過当競争の抑制を強化し、企業は価格競争から技術革新とサービスの拡大へと軸足を移すと予測した。
(注)バッテリー式電気自動車(BEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池車(FCV)の合計。
(龐婷婷)
(中国)
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