世界最大級の医療機器関連見本市「ワールドヘルスエキスポ・ドバイ2026」が開催
(アラブ首長国連邦、日本、中東)
海外展開支援部販路開拓課
2026年03月12日
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで2月9~12日、世界最大級の医療機器関連見本市「ワールドヘルスエキスポ・ドバイ2026(World Health Expo Dubai 2026,WHX)
」が開催された。主催者によると、同展示会会期中には延べ23万5,000人(実人数8万人)以上の専門家や参加者が来場したという。
今回より展示会の名称が前回までの「アラブヘルス(Arab Health)」から「ワールドヘルスエキスポ・ドバイ(WHX)」に変わり、会場もドバイ市内の「ドバイワールドトレードセンター(DWTC)」から、ドバイ万博会場跡地内にある「ドバイ・エキシビション・センター(DEC)」に変更となった。
出展企業数を国・地域別でみると、中国が833社で首位、次いでインドが394社、ドイツが377社と続いた。日本からは62社が出展し、出展企業数としては15位となった。
本展示会へのジャパンパビリオンの設置は、「アラブヘルス(Arab Health)」時代から通算16回目(新型コロナ禍でのオンライン開催を含む)となり、今回は日本企業24社(注1)が出展した。また、前年に続いてデジタルヘルスに特化したスタートアップエリア(SUエリア、注2)も設置した。
出展企業からは、「中東・アジア地域の有力なディストリビューター候補と多数接触でき、具体的な代理店契約に向けた商談パイプラインを構築できた」「普段はメールなどで連絡しても返事ももらえないような大手企業と協業可能性について商談できた」という反応があった。展示会場が変更になったものの、ジャパンパビリオンは盛況で、出展企業から「前回よりもブースへの来訪者が増えた」という声が多く上がった。
ジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)
今回初めてジャパンパビリオンに出展したカーブジェンは、「BiTTE-iE(ビッテ-アイイー)」と呼ばれる微生物推定支援人工知能(AI)ソフトウエアなどを提供しているスタートアップ企業だ。従来、菌種を確定させるためには専門の臨床検査技師が時間をかけて菌種を推定する必要があるところ、BiTTE-iEを使用することで、約10秒で菌種の推定結果が得られる。同社アジア事業部長の上利尚大氏は、「今回の展示を通じて、中東やインド方面からの新規リード獲得の貴重な機会となった。来場者からは、医療現場へのAIを活用したソフトウエア導入に対する強い期待を感じられた上、UAE保健・予防相やオマーン保健省の上級検査技術者のブース来訪もあり、中東地域における販促機会を得ることができた」とコメントした。
ジャパンパビリオン出展企業が自社製品を来場者にアピールするための専用エリアを設置(ジェトロ撮影)
次回の「ワールドヘルスエキスポ・ドバイ2027」は2027年1月25~28日、今回と同じ会場で開催される予定。
(注1)参加企業一覧はジェトロのお知らせ・記者発表(2025年12月11日)を参照。
(注2)設立10年未満のデジタルヘルス分野のスタートアップが対象。
(徳光誠太)
(アラブ首長国連邦、日本、中東)
ビジネス短信 5b90d68cf1b55bb2






閉じる