ジェトロ、インドラプラスタ情報技術大学(IIITD)で開催のテックキャリアイベントに出展

(インド、日本)

知的資産部高度外国人材課

2026年03月27日

ジェトロは313日、インドのデリー準州公立インドラプラスタ情報技術大学デリー(IIITD)で開催されたテックキャリアイベント「スタートアップ26フェア(STARTUP’26 FAIR)」にブースを出展し、就業先としての日本の魅力や日本で働くための準備について説明した。ジェトロのブースには、約100人の来場があった。

写真 ジェトロの出展ブースに集まる学生たち(ジェトロ撮影)

ジェトロの出展ブースに集まる学生たち(ジェトロ撮影)

なお、今回のイベントでは初の取り組みとして、日本の文化体験ができるコーナーが設置され、書道や折り紙体験のほか、日本米を使用したおにぎりも販売された。

イベント内で開催されたセミナーでは、約350人の学生を前に、デリーの日本語教育機関である日本語センターおよび人材紹介会社パーソル・インディアが日本でのキャリア形成についてそれぞれ講演した。ジェトロからは、ジェトロの高度外国人材事業をはじめ、日本の生活環境、日本の文化などを説明した。

写真 セミナーの様子(ジェトロ撮影)

セミナーの様子(ジェトロ撮影)

登壇した日本語センター代表の名須川典子氏は、「エンジニアリングの世界では日本語習得者が極めて少ないことから、日本語能力を有することで大きく差別化できる」と強調した。また、日本には長期的な視点でエンジニアを育成する環境が整っていることや、安全な生活環境も大きな魅力であることを説明した。

写真 講演する名須川代表(ジェトロ撮影)

講演する名須川代表(ジェトロ撮影)

現在、同センターの日本語講座は100人以上の希望者から選抜された約30人を対象としている。ジェトロのヒアリングに対し、名須川氏は「語学学習と日本文化習得の融合を強調し、あいさつやお辞儀など日本におけるビジネスマナーも丁寧に指導している。単に受講者を増やすよりも、学習意欲や適性を踏まえた人材の選抜を重視し、日本企業が求める『即戦力かつ適応力の高い人材』を育成したい」と話した(ヒアリング日:3月13日)。

イベントに参加したリア・グプタ氏(同大学コンピューターサイエンス学部4年所属)は、2025年に同大で採用活動を実施した日本の大手カジュアル衣料メーカーから内定を得たという。2026年5月の卒業から9月の入社までの間、内定企業からの支援を受けて日本語学習に注力する予定だ。「日本へ行くのは初めてだが、東京で働くのが待ち遠しい。IIITDには、日本への関心も高い優秀な学生が数多くいる。日本企業にも私たちのポテンシャルをより深く知ってもらい、私の後に続く学生をもっと増やしたい」と期待を述べた。

(大滝靖子、ジェニカ・カルラ)

(インド、日本)

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