広州市の琶洲口岸に「出国時税還付カウンター」を設置
(中国、香港)
広州発
2026年03月05日
中国海関総署(中国税関)は、広州市・琶洲エリアに位置する琶洲港澳客運口岸(注、以下、琶洲口岸)に「出国時税還付カウンター」を新設した。2026年2月15日から試験運用し、3月1日から正式運用が開始された。
琶洲口岸は、広州市中心部で唯一の水上越境旅客ターミナルで、2023年4月の試験運用の開始以降、香港・マカオ方面への水上アクセス拠点として整備が進められてきた。同口岸は500トン級バース5基と全長約280メートルの岸線を備えている。
新設された税還付カウンターは、出境待合ホールの搭乗口付近の中心エリアに設置されており、利用者は乗船前に増値税(付加価値税)の即時還付手続きをワンストップで完了できるようになった。これにより、これまで琶洲エリアで不足していた増値税還付サービスが改善される見通しだ。増値税還付サービスの拡充にあたっては、スマート機器を全面的に活用すると同時に、現場での導線誘導も最適化することで、手続きの円滑化を図っている。
広州市は外国人観光客向けの増値税即時還付サービスの拡大を進めており、2025年6月には市内ショッピングモール「天環広場(Parc Central)」を指定し、対象店舗で購入した商品の税金還付手続きをまとめて行える「一括窓口」を設置した(2025年7月9日記事参照)。今回、琶洲口岸でも「出国時税還付カウンター」が設置されたことで、空港や市内の指定店舗に加え、市中心部のフェリーターミナルでも即時還付が可能となる。
(注)口岸とは、中国税関が国境や中国本土と香港・マカオ間などに設置する検問所を指す。琶洲港澳客運口岸は、広州琶洲エリアと香港国際空港および中港城(China Hong Kong City)を結ぶフェリーを運航しており、広州交易会の展示会場に隣接している。
(黄子珊)
(中国、香港)
ビジネス短信 39300388b07c50f6






閉じる