香港入境事務処が自動化ゲートの利用条件を緩和、利便性向上へ

(香港)

香港発

2026年03月10日

香港入境事務処(日本の出入国在留管理庁に相当)は2月27日から、来港者の利便性向上と出入境審査の効率化のため、自動化ゲート(e-Channel)の利用条件を緩和するとともに登録手続きを簡素化した。

利用条件について、基本条件である18歳以上かつ有効な渡航書類(および必要に応じて複数回ビザ)を所持し、香港で不良記録がないことに加え、これまで追加要件として次の1.~4.のいずれかを満たすことが求められてきた(注1)。

  1. 過去24カ月以内に香港国際空港経由で3回以上入境している
  2. 有効な HKSAR Travel Pass を保持
  3. APEC Business Travel Card(裏面に「HKG」が記載されている)を保持(注2)
  4. 対象航空会社が発行する Frequent Flyer Program(FFP)会員カードを保持

同処はこれら追加要件のうち、1.の過去24カ月以内の入境回数を3回以上から2回以上へと緩和した。

また、電子旅券保有者は、香港入境の際に使用したパスポートの提示、写真の撮影および同意書への署名により登録が完了する。従来必要だった指紋採取が不要となった(注3)。登録が完了したら、香港域内すべての出入境ポイントで自動化ゲートが利用可能となる。

なお、自動化ゲートを利用するには事前の情報登録(無料)が必要。登録場所は香港国際空港第1ターミナルと湾仔(ワンチャイ)の入境事務処本部が指定されている。

その他の申請条件や利用方法の詳細については、同処のウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで確認できる。

(注1)韓国、シンガポール、ドイツ、オーストラリアおよびタイ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますのパスポート所持者については個別の要件が適用される。

(注2)APEC域内を頻繁に出張するビジネス関係者の移動を円滑にするため、制度参加国・地域の政府が自国・地域のビジネス関係者を対象として発行するカード。

(注3)電子パスポートを保有していない訪問者の登録手続きに関しては従来どおりの扱いとなり、変更なし。

〔黄莃倫(ケリー・ウォン)〕

(香港)

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