中国、電子商取引の小売市場規模で13年連続の世界一
(中国)
上海発
2026年03月12日
中国商務部は、北京市で1月13~14日に開催された全国電子商務工作会議において、第14次5カ年規画(2021~2025年)期以降、中国の電子商取引(eコマース、以下、EC)消費は急速に拡大し、発展しているとの見解を示した。具体的な実績としてデジタル消費の全体規模は23兆8,000億元(約523兆6,000億円、1元=約22円)となり、EC小売市場の規模は13年連続で世界一を維持していると説明された。
中国共産党機関紙「人民日報」の記事によると、2025年のライブコマースの取引額は前年比11.3%増加し、スマートフォン1つで簡単に買い物ができる即時配送サービスも普及し、消費者の多様なニーズに迅速に応えているとした。またECの発展は、物流・宅配、通信ソフト、人工知能などの関連産業を牽引し、経済全体のデジタル転換を加速させているとした(「人民日報」3月1日)。
また、商務部商務ビッグデータ・センターはこのほど、2025年重点観察商品別(全18カテゴリー)で、EC売上高のシェアを発表した。「衣料品・靴・帽子・ニット製品」が18.45%のシェアで1位となり、「日用品」「家電・音響映像機器」がそれぞれ14.5%、11.22%で、2位、3位にランクインした。これに続き、「穀物・食用油・食品」「通信機器(携帯、デジタル製品)」「文具・オフィス用品」「化粧品」「スポーツ・ホビー用品」「家具」「金物・電気材料」がトップ10入りした。また伸び率では、「スポーツ・ホビー用品」が前年比15%増、「貴金属・宝石」は12.4%増、「通信機器」は10.2%増とそれぞれ2桁の成長を達成した。上位にランクインしたカテゴリーからは、健康や自己充足、デジタル製品に対する消費者購買意欲の高さがうかがえる。
(張俊俊)
(中国)
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