ジェトロ、インドネシアの廃棄物処理をテーマにオンラインセミナー開催

(インドネシア)

ジャカルタ発

2026年03月09日

ジェトロは2月24日、インドネシアの廃棄物処理をテーマにしたオンラインセミナー「J-Bridgeセミナー:Transforming Waste, Creating Value:Connecting Indonesia & Japan Through Sustainability」を開催した(注1)。本イベントは、インドネシア投資・下流化省(BKPM)との共催で行われた。

セミナーにはインドネシア企業3社(注2)が登壇し、各社は事業内容を次のとおり説明した。

  1. パロンポン(Parongpong):たばこの吸殻、漁網、梱包(こんぽう)材など、あらゆる廃棄物を用いてローチャー(Rawchar)と呼ばれる循環型素材を製造し、家具や建物の材料として展開する。
  2. グリーンホープ(Greenhope):キャッサバ由来の生分解性バイオプラスチックや生分解性添加剤を開発する。
  3. リマインド(Remind):家庭や企業が排出する電子機器廃棄物(e-waste)の回収・分解・リサイクルを行い、金・銀・銅などの金属を抽出して再資源化する。
写真 セミナーの様子(ジェトロ撮影)

セミナーの様子(ジェトロ撮影)

BKPM東京事務所のルリー・フィトラ所長は、セミナー後の取材で、インドネシアのスタートアップや企業が、日本で潜在的なパートナーを見つけ、技術提携や共同研究開発、さらには貿易や投資などの協力を模索できることを期待すると述べた。

関連して、ハニフ・ファイソル・ヌロフィク環境相は2025年6月に、「インドネシアで排出される廃棄物のうち、10%のみが適切に処理されている」と明らかにしている。こうした現状を踏まえ、ジェトロジャカルタでは、本セミナーの開催や、2025年より作成している在インドネシア日系企業環境関連ビジネスカタログを通じた日本企業とインドネシア企業との協業の促進によってその課題解決の一助となることを目指している。

(注1)セミナー動画は、ジェトロの「J-Bridge」会員サイトに掲載予定。

(注2)本イベントに登壇した企業への取り次ぎを希望する場合は、ジェトロ・ジャカルタ事務所(jktjetro@jetro.go.jp)へ連絡を。

(松本優希、平松耕介)

(インドネシア)

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