青島市、機械産業の安定成長に関する政策を発表
(中国)
青島発
2026年03月26日
中国の山東省青島市工業・情報化庁など6部門は3月18日、「青島市の機械産業の安定成長促進に関する実施プラン」を発表した。機械産業におけるイノベーション能力や供給の質・効率、応用水準、産業集積力を総合的に引き上げ、独自性と国際競争力を備えたハイエンド設備の研究開発・製造拠点の構築を目指す。
同プランは、2026年の同市の機械産業(注)の主営業収入(売り上げ)の伸び率を前年比約7%に維持するとの目標を掲げた。あわせて、ロボット、工作機械、計測・計装機器、農業機械、繊維機械、電力設備などの分野の競争力を強化し、国内トップクラス、さらに国際的にも先進的な水準に達する技術設備の育成を進める方針を示した。
同プランには、「供給の強化」「需要の拡大」「質と効率の向上」「産業の活性化」の4分野にわたる12項目の施策が盛り込まれている。
供給面では、企業をイノベーションの主体と位置付け、その役割を強化する。人工知能(AI)などの新興技術を設備製造に積極的に導入し、設備関連企業が主導する形で高水準のイノベーション拠点を構築する。これにより、自主開発能力の持続的向上を図る。
需要拡大策としては、スマート家電、ヘルスケア、現代軽工業といった重点産業における機械産業の役割を深化させる。加えて、高齢者向けビジネス、オンライン工業検査、スマート農業などの新たな業態の育成を進めるとともに、大型プロジェクトの建設を加速させ、設備需要の創出につなげる。
質と効率の向上に向けては、企業主体の育成・拡大を重視する。業界をリードするトップ企業によるサプライチェーン、イノベーションチェーン、バリューチェーンの最適化と統合を支援し、高品質な基礎部品の開発を促進する。サプライチェーン全体の協調・連携能力を高めることで、産業クラスターの形成を加速させる方針だ。
このほか、スマート製造の推進を通じて生産効率の向上を図るとともに、企業の海外市場開拓や、より開放的な国際協力体制の深化を後押しする。青島市は、同プランによって内外市場を見据えた機械産業の高度化と持続的成長を図るとみられる。
(注)同プランでは、機械産業には汎用(はんよう)機器、専用機器、電気機械、計測・計装機器を含むとしている。
(張雪雯)
(中国)
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