イランのドローン攻撃により、アブダビのルワイス製油所が一時的に操業停止
(アラブ首長国連邦、イラン、サウジアラビア、バーレーン、カタール)
ドバイ発
2026年03月13日
地元紙ガルフニュース(3月10日付)によると、イランからのドローン攻撃を受けて、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビのルワイス製油所が一時的に操業停止となったという。アブダビ国営石油会社(ADNOC)が運営する同製油所は、UAEの西部に位置し、日量約92万バレルの処理能力を持つUAEでも最大規模の石油複合施設だ。同製油所の周辺はプラントや化学工場が並ぶ工業地帯となっているが、イランからのドローン攻撃により同地域内で火災が発生したため、予防措置として一時的に操業を停止したとしている。また、記事の掲載時点で被害者はいないとしている。
ブルームバーグ(3月10日付)は、ADNOCは海上交通が事実上停止しているホルムズ海峡を避け、代替ルートを通じた輸出を拡大しているが、ルワイス製油所の操業停止が長期化すれば、減産も迫られかねない、と報じている。ADNOCは液化天然ガス(LNG)輸出ターミナルを建設して天然ガス事業も進めるなど、同地帯を世界に向けた化学製品の主要ハブとして活用している。
イランは、他の湾岸諸国にもドローンによる無人機攻撃を継続している。サウジアラビア国防省は3月11日、油田が多い東部州においてドローン4機を迎撃したと発表した〔3月11日付サウジアラビア国営通信(SPA)
〕。そのほか、バーレーンやカタールなどの製油所やLNG複合施設でも無人機での攻撃が行われている。
(米倉大輔)
(アラブ首長国連邦、イラン、サウジアラビア、バーレーン、カタール)
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