サムスン電子、2025年は過去最高の売上高を記録
(韓国)
ソウル発
2026年02月03日
サムスン電子は1月29日、2025年第4四半期(10~12月)および2025年通年の業績(連結ベース)を発表した。同年第4四半期の売上高は、前年同期比24%増の93兆8,000億ウォン(約10兆3,180億円、1ウォン=約0.11円)と、四半期ベースで過去最高を記録した。営業利益は、13兆6,000億ウォン増の20兆1,000億ウォンだった(添付資料表1、表2参照)。また、同社の2025年通年の売上高は、前年比11%増の333兆6,000億ウォンと通年ベースでも過去最高を更新した。営業利益は10兆9,000億ウォン増の43兆6,000億ウォンだった。
サムスン電子は第4四半期の業績について、次のように総括した。
DS(Device Solutions)部門のHBM(高帯域幅メモリー、High Bandwidth Memory)などの高付加価値製品の販売拡大とメモリー価格の上昇により、四半期ベースで過去最高の売上高と営業利益を達成した。
DX(Device eXperience)部門は、新型スマートフォンの販売開始効果の減少などで売上高は前期に比べ8%減少したものの、前期比33%増加したDS部門の売上高が、業績改善を牽引した。
同社が発表した第4四半期の部門別業績は次のとおり。
(1)DX(Device eXperience)部門(家電、IT、モバイルなど)
MX(Mobile eXperience:無線通信機器事業)は、新型モデルの販売開始効果の減少などで、販売量は減少したものの、フラグシップ製品の売上高の伸長とタブレット・ウェアラブル製品の安定的な販売で、通年の業績は2桁の収益性を記録した。VD(Visual Display)は、Neo QLED(注)、OLED(有機EL)テレビなどのプレミアム製品の堅調な販売と季節的な需要への対応で、前期に比べ売上高が拡大した。DA(Digital Appliances)は、季節的な需要鈍化が継続し、関税の影響で業績が悪化した。
(2)DS(Device Solutions)部門(半導体など)
メモリーは、汎用(はんよう)DRAMの需要増加への積極的な対応や、HBM販売の拡大によって、四半期ベースで過去最高の売上高および営業利益を記録した。また、メモリー価格の上昇とともにサーバー用DDR5(Double Data Rate 5)、企業用SSD(Solid State Drive)など、高付加価値製品の販売拡大で、営業利益が増加した。システムLSI(大規模集積回路)は、季節的な需要変化などによって、前期比で業績は悪化したものの、イメージセンサーは新製品の販売拡大で売上高が増加した。ファウンドリーは、2ナノ新製品の量産が本格化し、米国と中国の取引先の需要増加で、売上高は増加したものの、引当金の影響で収益性の改善は限定的だった。
(3)SDC(サムスンディスプレー)
中小型パネルは、主要顧客のスマートフォン需要拡大とIT・自動車製品の販売拡大で堅調な業績を達成した。大型パネルは年末の需要増加により、販売が拡大した。
(4)ハーマン(ハーマン・インターナショナル)
欧州市場での車載製品の供給拡大、オーディオ市場の季節的な需要増に合わせた新製品の販売開始などで売上高が増加した。
(注)サムスン電子が販売している量子ドット技術とミニLEDを搭載した液晶テレビ。
(李海昌)
(韓国)
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