現代自動車、米国関税などの影響で2025年は大幅な減益

(韓国)

ソウル発

2026年02月02日

現代自動車は1月29日、2025年第4四半期(10~12月)および2025年通年の業績(連結ベース)を発表した。2025年第4四半期の売上高は前年同期比0.5%増の46兆8,390億ウォン(約5兆1,523億円、1ウォン=約0.11円)、営業利益は39.9%減の1兆6,950億ウォン、当期純利益は52.1%減の1兆1,840億ウォンだった。2025年通年の売上高は、前年比6.3%増の186兆2,540億ウォン、営業利益は19.5%減の11兆4,680億ウォン、当期純利益は21.7%減の10兆3,650億ウォンとなった(添付資料表1参照)。

同社の2025年第4四半期の世界販売台数は前年同期比3.1%減の103万3,000台だった。内訳は、米国が0.8%増の24万4,000台、韓国(国内)が6.3%減の17万7,000台、インドが0.4%増の14万7,000台、欧州が11.6%減の13万8,000台などとなった。また、2025年通年の世界販売台数は、前年比0.1%減の413万8,000台だった。内訳は、米国が1.9%増の100万7,000台、韓国(国内)は1.1%増の71万3,000台、欧州が1.4%減の60万1,000台、インドが5.5%減の57万2,000台などとなった(添付資料表2参照)。

他方、エコカー〔ハイブリッド車(HEV)、電気自動車(EV)など〕の販売台数は、2025年第4四半期が23万5,000台、2025年通年が96万2,000台だった。

韓国の各メディアおよび現代自動車は、2025年通年の業績について、次のとおり分析した。

  1. 4月から11月まで続いた米国の韓国製自動車・同部品に対する25%の関税賦課と海外での販売補助金の増加が業績に影響を与えた。特に関税に伴う追加費用は4兆1,100億ウォンにのぼった。
  2. 2025年は世界市場の伸び悩み、中国企業の海外進出による価格競争の激化、関税など、不確実な外部環境が業績に影響した。

なお、現代自動車は業績発表に合わせ、2026年の事業計画を発表した。それによると、2026年は世界販売台数416万台、売上高営業利益率6.3~7.3%を目標とし、17兆8,000億ウォン(自動車部門のみ)を投資する計画だ。

(李海昌)

(韓国)

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