世界最大級の国際消費財見本市「アンビエンテ」、日本のものづくりも底堅く人気
(ドイツ、日本)
デュッセルドルフ発
2026年02月24日
ドイツ・フランクフルトで世界最大級の国際消費財見本市「アンビエンテ」が2月6~10日の5日間にわたって開催された。主催者発表によると、世界170の国・地域から4,636社が出展し、約14万人が来場した(注1)。例年、外国からの来場者が7割程度を占める。
同見本市の会場は「ダイニング」「リビング」、ギビング(ギフト)」「グローバル・ソーシング」(注2)の4つのエリアに分かれており、加えて「クリスマスワールド」と「クリエーティブワールド」も同じフランクフルト・メッセ会場内で併催された。アンビエンテのいずれのエリアでも、エシカル(倫理的)消費やサステナビリティー(持続可能性)への高い関心がうかがえ、環境負荷の少ない素材や工程を経て作られたデザイン雑貨やキッチン用品などサーキュラーエコノミー(循環経済)を意識した展示が数多くみられた。
「リビング」エリアには日本からの出展者が一堂に会する「ジャパン・スタイル」ゾーンが設置され、付加価値の高い日本のものづくりを紹介する出展者が集った。伝統的な工芸の技術に現代的なデザインを取り入れたモダンな日本製品は欧州市場でも底堅い人気を得ており、多くの来場者が行き交っていた。
「ジャパン・スタイル」ゾーンの様子(ジェトロ撮影)
その他エリアに出展する日本企業も多く、「ダイニング」エリアには新潟県・燕三条地域がブースを出展。同地域の出展各社が刃物やキッチン用品を展示しており、会期中は多くのバイヤーとの具体的な商談が行われていた。同ブースを担当する燕三条地場産業振興センターの川村勇貴氏は、「11社の共同出展者とともに燕三条のものづくりの魅力を世界に向けて紹介した。アンビエンテは世界各国から有力バイヤーが一堂に会する国際的な商談の場であり、海外展開を本格的に推進する企業にとって極めて有効かつ戦略的な機会であると位置付けている。出展企業からは『本気度の高い引き合いを得られた』、『今後の海外展開につながる手応えを感じた』との声が寄せられた」と述べた。
次回のアンビエンテは、2027年1月29日~2月2日で開催予定。
(注1)アンビエンテに加え、同会場にて併催されたクリスマスワールドおよびクリエーティブワールドの3見本市の合計値。
(注2)大量生産やOEM生産の発注先を探すバイヤー向けに設置された、主に欧州域外のメーカーが多く出展するエリア。
(櫻澤健吾)
(ドイツ、日本)
ビジネス短信 d7ce8419cbc06658






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