ジェトロ、「メゾン・エ・オブジェ2026年1月展」で日本企業45社の出展を支援

(フランス、欧州、日本)

海外展開支援部販路開拓課

2026年02月09日

フランス・パリ郊外のノールビルパント見本市会場で11519日、欧州最大級のインテリアデザイン見本市「メゾン・エ・オブジェ 20261月展」(主催者:SAFI)が開催された。

主催者の発表によると、49カ国2,294ブランドが出展し、148カ国から67,286人が来場した。主催者の審査を通過した商品のみが展示され、世界のバイヤーやデザイン関係者が集う国際見本市として、例年に引き続き存在感を示した。日本からは76ブランド(66ブース)が出展し、国別出展ブランド数ではフランス、イタリア、ベルギー、スペイン、オランダに続き、ドイツと同率の6位だった。

写真 会場外観(ジェトロ撮影)

会場外観(ジェトロ撮影)

写真 広々した会場内(ジェトロ撮影)

広々した会場内(ジェトロ撮影)

20261月展のテーマは「PAST REVEALS FUTURE」。過去と未来が対話する空間演出が展開され、メティエダール(フランス語で「芸術的な手仕事」)に象徴される卓越したクラフトマンシップやデザインの原点に立ち返り、過去から現在に至るまでに受け継がれてきた素材や技法、文化的価値が、未来のクリエーションにどのようにつながるのかを問いかける内容となった。

会場内の特設展示「What’s New」では、今回のテーマを軸に各分野のキュレーターが出展ブランドの製品を選定・構成し、最新トレンドや多様な表現を紹介した。日本の出展企業の製品も複数取り上げられ、来場者の注目を集めた。また、トレンドセッターやデザイナーによるカンファレンスも行われ、情報収集や交流の場の役割も担った。

写真 会場内で開催されたセミナー(ジェトロ撮影)

会場内で開催されたセミナー(ジェトロ撮影)

出展機会を最大限生かすための事前準備の重要性

ジェトロは、欧州での販路拡大を目指す日本企業45社(うち11社は初出展)の出展を支援した(1月7日付「お知らせ・記者発表」)。会期3カ月前に出展準備に関する情報提供セミナーを開催したほか、現地専門家による個別コンサルテーション、主催者オンラインプラットフォーム上での特設サイト開設、SNSを活用した広報支援など、複合的なサポートを実施した。出展企業からは「ブースデザインについて事前に意見をもらうことができ、より多くの来場者の注目を集めることができた」「事前セミナーで必要な準備を学ぶことができた」など、出展前の準備が重要だとする声が多く寄せられた。

ジェトロ・ジャパンブース出展企業は、商材に適したホールに分かれ、各ブランド独自の世界観を表現して、来場者の関心を引いた。また、会期前後にパリ市内のセレクトショップや百貨店を訪問し、市場の最新動向の把握や個別営業に取り組んだ企業が多く見られた。

今回の出展を通じ、「既存顧客からの受注に加え、これまで取引のなかった国の新規取引先開拓につながった」といった声のほか、初出展企業からは、「ラインシート作成や輸送、ブース施工など輸出に関する実務的な知識を習得できた」「デザイン面・機能面の双方で評価を得られ、今後の海外展開への自信となった」との評価も寄せられた。

次回の9月展は2026年9月10~14日、1月展は2027年1月14~18日に開催予定。

(菊池真緒)

(フランス、欧州、日本)

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