在日インド人留学生と日本企業の第3回交流会を実施
(インド、日本)
知的資産部高度外国人材課
2026年02月16日
ジェトロは2月6日、東京の本部で東京大学と東京科学大学のインド人留学生団体(UTISA、ISA SciTokyo)との共催イベント、日本で就職を目指すインド人留学生と日本企業の交流会「India-Japan Skill Connect 2026」(在日インド大使館後援)を開催した。本交流会は、2026年で3回目の開催となった。
日本の大学で先端技術を学ぶ学生や、日本でのキャリア形成を考えている学生を中心に、全国にある20以上の大学、研究機関から約70人の学生が会場に集まったほか、約30人の学生がオンラインで企業のプレゼンテーションを視聴した。日本のスタートアップ企業や中堅・中小企業、大手企業9社が就職やインターンシップの機会について説明した。
多くの学生が英語で就学していることもあり、企業プレゼンやその後の各企業ブースでの交流セッションはすべて英語で行われた。
企業による英語でのプレゼンテーションの様子(ジェトロ撮影)
参加したインド人留学生は、自身の研究や関心領域にあった企業のブースを訪れた。参加企業からは、「自身の研究で扱っている素材を持参してブースを訪れた学生もいた。日本の学生よりも細かく分野を特定して、ポジションを探している印象を受けた」とのコメントがあった。参加した学生からも、「企業の担当者と直接話すことで、自分の専門に見合ったポジションに就けるか、詳しい情報をもらえたことが良かった」と話した。
一方で、学生側の期待と日本企業側の採用スタイルとのギャップも明らかになった。ある参加企業の新卒採用では、職務内容はエントリー後の面接で適性を判断して決定する。一方で、インド人留学生の多くはエントリー段階からジョブディスクリプション(職務記述書)を求めている。企業の担当者は「インド人材のみならず、グローバル人材の採用活動全般において、ジョブディスクリプションを明確にし、キャリアを明示することが採用のカギとなる」と述べた。
関心のある企業のブースを訪れる学生(ジェトロ撮影)
留学生と企業の双方向の交流は、留学生の日本への就職の選択肢を広げるとともに、日本企業にとっても、グローバル人材の獲得に向けた採用手法の検討に資する情報源となることが期待できる。
(迫佳沙音、吉武果実)
(インド、日本)
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