ショーケース型イベント「Bangkok Music City 2026」、日本の音楽コンテンツの魅力発信も
(タイ、日本)
バンコク発
2026年02月19日
タイのコンテンツ関連企業のライブ・ネーション・テロ(Live Nation Tero)、ファンジャイ(Fungjai)、ナイロン・タイランド(NYLON Thailand)は、1月24~25日、国際音楽カンファレンス・ショーケースフェスティバル「Bangkok Music City 2026(BMC)」をタイの首都バンコクで開催した。本イベントは、2019年11月の初開催以降、新型コロナ禍により開催見送りやオンライン開催を経て、2025年からオフラインイベントとして再開された国際音楽カンファレンス・ショーケースフェスティバルだ。
ショーケースライブ(左)と会場(右)の様子(ともにジェトロ撮影)
ショーケースライブでは、Tilly Birds、Flower.far、Supergoodsなどタイを代表する人気アーティストに加え、各国からさまざまなジャンルのアーティストが出演した。2026年は、一般社団法人カルチャー アンド エンタテインメント産業振興会(CEIPA、注1)とトヨタ・グループが推進する「MUSIC WAY PROJECT(注2)」もグローバルパートナーとして参画した。同プロジェクトの支援により、日本からはBillyrrom、Black petrol、山本大斗、CANDY TUNE、luvの5組のアーティストが出演した。
カンファレンスでは、CEIPAが主催したプログラムで、日本音楽市場の魅力発信を目的とし、複数の日本企業および業界団体の登壇者から日本音楽市場の現状と今後の海外展開について紹介した。アソビシステム(注3)の中川悠介代表取締役社長は、KAWAII LAB.所属アーティストが海外で成功している要因について「現地でのライブやファンミーティングといったリアルイベントと、SNSを通じたデジタルマーケティングの両面からアーティストの魅力を発信し、ファンがよりアーティストを『推し』たくなるように設計することが重要だ」と強調した。
ジェトロ主催のBMCでのビジネスマッチングの様子(ジェトロ撮影)
また、BMCに先立ち、ジェトロとMUSIC WAY PROJECTは共催で1月23日、現地企業と日本企業をつなぐネットワーキングイベントを実施した。現地企業28社(レーベルやプロモーター、イベント主催者、メディア関係者など)に対して、参加日本企業10社がピッチングと個別商談を行った。参加した日本企業からは、「タイ市場への進出において、アーティストの特性に適した現地メディアとつながることが重要だが、今回、複数のメディア関係者と直接つながることができた」とのコメントがあった。参加した現地企業からは、「多くの日本企業がタイの音楽市場に関心を持っていることが分かり、今後のビジネス連携を検討したい」と述べた。
ジェトロおよびMUSIC WAY PROJECT共催のネットワーキングイベントの様子(ジェトロ撮影)
24日夜にはジェトロとCEIPAが共催で「Japanese Music Industry Mixer “tsudoi '26”」と題したネットワーキングイベントを開催した。国内外から200人を超える音楽関係者が参加し、交流を深めた。また、日本食のPRの場として、日本酒やすし、2025年から輸入可能となった北海道産のブランド豚「ゆめの大地」を使用した日本食が参加者に振る舞われた。
“tsudoi '26”(左)と北海道産のブランド豚「ゆめの大地」のPR(右)の様子(ともにジェトロ撮影)
(注1)CEIPAは、音楽産業主要5団体(日本レコード協会、日本音楽事業者協会、日本音楽制作者連盟、日本音楽出版社協会、コンサートプロモーターズ協会)によって2023年に設立された。日本のエンタテインメント産業を拡大し、グローバルへ発信することを目的とする。
(注2)MUSIC WAY PROJECTは、CEIPAとトヨタ・グループによる、本質的な日本音楽産業のグローバル化・持続的な成長を支援・推進することを目的としたプロジェクト。
(注3)アソビシステムは、原宿を中心とした日本のファッション・音楽・ライフスタイルなどの「HARAJUKU CULTURE」を国内外へ発信するカルチャープロダクションで、タレントマネジメントやイベント、クリエーティブ事業など幅広い事業を展開している。
(松瀬雅大、山本翔太、若林香奈)
(タイ、日本)
ビジネス短信 b77936b83b7f3244






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