トランプ米大統領の支持率低迷、移民問題などへの対応で支持得られず、世論調査
(米国)
調査部米州課
2026年02月18日
経済誌「エコノミスト」と調査会社ユーガブは、2月に実施したトランプ政権などに関する世論調査結果
(注1)を発表した。ドナルド・トランプ大統領の支持率は39%で、純支持率(支持率と不支持率との差)はマイナス16ポイントと最近の傾向とほぼ変化がなかった。
移民問題への対応については、不支持率が前週に53%となり、今回も53%と低迷が続いた。純支持率はマイナス11ポイントで、前週(マイナス13ポイント)よりやや回復したが、第1次政権の同時期(マイナス4ポイント)より低くなっている。エプスタイン問題(注2)への対応についても、不支持率が57%、純支持利率がマイナス33ポイントで前週から変化がなかった。
また、11月の中間選挙の登録有権者の投票を想定した問いでは、民主党候補者への支持率が47%、共和党候補者への支持率が40%と民主党候補者が7ポイントリードした。2024年大統領選挙前、2022年中間選挙前の同時期の民主党候補者がそれぞれ2ポイント、6ポイントリードしていた時を上回る。
白人福音派のトランプ氏への支持率が低下
米国のシンクタンク、ピュー・リサーチ・センターが1月に実施した世論調査
(注3)によれば、トランプ氏を強力に支持するとされる白人福音派(注4)の支持率が低下している。「トランプ氏の計画と政策のすべて、あるいはほとんどを支持する」と回答した白人福音派の割合は、2025年2月調査時の66%から今回58%と8ポイント低下した。また、「トランプ氏が大統領として倫理的に行動すると確信している」割合は同様に55%から40%と15ポイント低下した。
白人福音派の支持は低下したものの、他のグループとの比較では依然支持率は高くなっている。白人カトリック教徒で「トランプ氏の計画と政策のすべて、あるいはほとんどを支持する」割合は46%、福音派以外の白人プロテスタントは33%だった(全米成人では27%)。白人カトリック教徒で「トランプ氏が大統領として倫理的に行動すると確信している」割合は34%、福音派以外の白人プロテスタントは26%だった(全米成人は21%)。
(注1)実施時期は2026年2月13~16日。対象者は全米の成人1,682人。
(注2)性犯罪で起訴され、独房で自殺したジェフリー・エプスタイン氏との関係性で、トランプ氏は疑惑が持たれている。
(注3)実施時期は2026年1月20~26日。対象者は全米の成人8,512人。
(注4)米国のプロテスタントのグループ。政治的には、人種的ヒエラルキーの維持やトランプ氏への強力な支持などが近年強調される。
(松岡智恵子)
(米国)
ビジネス短信 b29e6c67bb6d52bf






閉じる