ガーナ大統領がザンビアを公式訪問、両国間でビザ免除含む10件の覚書に署名

(ガーナ、ザンビア)

アクラ発

2026年02月16日

ガーナのジョン・ドラマニ・マハマ大統領は2月4日から6日までの日程でザンビアを公式訪問し、2月5日には同国のハカインデ・ヒチレマ大統領と首脳会談を行った。両国は2国間関係強化に向け、ビザ免除協定を含む10件の覚書(MOU)に署名した。署名式はルサカの大統領府で行われ、ガーナ側はサミュエル・オクジェト・アブラクワ外相、ザンビア側はロドニー・シウンバ外相代行らが署名した。

今回署名された10件の覚書の内容は次のとおり。

  • 外交・公務・一般旅券保有者に対する査証(ビザ)免除
  • ディアスポラ(在外自国民)協力
  • 防災・災害リスク管理分野での協力
  • ガーナ輸出促進局(GEPA)とザンビア開発庁間の制度的協力
  • 両国基準・標準機関による標準化・適合性評価・人材育成分野での連携
  • 防衛協力に関する既存覚書の補足
  • 共同防衛実施委員会の運営規則
  • 2国間航空協定(航空路・運航枠組み)
  • 保健分野での協力
  • 医薬品・食品分野における規制当局間の協力

最大の成果は外交・公務・一般旅券保有者を対象としたビザ免除協定で、人的往来の円滑化を通じ、貿易、投資、観光の拡大が期待されている。加えて、標準化、航空、保健、防衛といった制度面での連携強化は、経済活動や企業活動の円滑化、投資環境の改善につながると見込まれている。両国政府は、今回の合意を基に実務レベルでの協力を加速させる方針だ。

また、マハマ大統領は2月6日にザンビア国会で演説し、ザンビアとガーナは歴史的にも経済的にも「自然なパートナー」であると強調。独立期からの政治的関係に加え、鉱業、農業、エネルギー、製造業といった経済的関係を踏まえた共同事業や貿易拡大の可能性に言及した。汎(はん)アフリカ主義に基づく歴史的連帯を経済成長と国民生活の向上に結び付ける重要性を訴えた。

(中川翼)

(ガーナ、ザンビア)

ビジネス短信 b17e5080c73f74e0