ジェトロ、福岡で韓国半導体ミッション交流会を開催

(日本、韓国)

福岡発

2026年02月20日

ジェトロは1月28日、福岡市中央区の大名カンファレンスにおいて、韓国半導体ミッション交流会を開催した。本交流会には、ソウル大学システム半導体IPセンター(SIPC)ならびに韓国半導体関連企業12社が参加し、日本側からは九州の半導体関連企業、金融機関、自治体、公的機関など18社・機関が参加した。

当日は、SIPCから韓国半導体産業の動向に関するキーノート講演が行われたほか、装置、部素材、設計分野を中心とする韓国半導体企業によるピッチ、両国企業・機関間のビジネスマッチング、およびネットワーキングが実施された。

韓国企業からは、地理的近接性の高さに加え、「シリコンアイランド九州」として半導体産業の集積と人材基盤を有する九州・福岡における、日本企業との協業やサプライチェーン参画の可能性に対して、強い関心が寄せられた。

また、日本企業からは、これまで接点のなかった韓国企業との情報交換が有意義だったとの声や、メモリー以外の分野を含む韓国半導体産業への理解が深まったとの声が聞かれた。

近年、九州ではTSMC(台湾積体電路製造)の進出を背景に、海外半導体企業、とりわけ台湾半導体関連産業の集積が進展しており、海外半導体企業への関心が一段と高まっている。半導体サプライチェーンを取り巻く環境変化を踏まえ、連携先の多様化も検討される中で、本交流会は、韓国という新たな連携の選択肢を提示する機会となった。

ジェトロは2025年9月、半導体分野を中心とした九州における投資誘致の拡大およびサプライチェーンの強靭(きょうじん)化を目的に、「九州広域半導体等誘致推進本部」を設置した(2025年9月5日「お知らせ・記者発表」)。今後も、海外半導体企業とのマッチング支援や、半導体エコシステムとの連携機会の提供を通じて、九州における半導体産業の振興に取り組んでいく。

写真 ソウル大学システム半導体IPセンターの講演風景(ジェトロ撮影)

ソウル大学システム半導体IPセンターの講演風景(ジェトロ撮影)

(西山巧人)

(日本、韓国)

ビジネス短信 929fa08bc072c8bc