ヘッセン州が企業誘致セミナーを東京で開催、研究開発拠点としての魅力をアピール

(ドイツ、日本)

調査部欧州課

2026年02月26日

ドイツ中西部に位置するヘッセン州は2月3日、同州の企業立地場所としての魅力を紹介するセミナー「ヘッセン州ビジネス&テクノロジー・デー」を東京で開催した。同州には金融都市および国際空港で有名なフランクフルトがあり、産学官の強固なネットワークや安定した法的枠組みなども有し、研究開発やデジタル分野における進出先として適したビジネス環境であるとアピールした。

開会あいさつで、共催の在日ドイツ商工会議所の専務理事マークス・シュールマン氏は、ヘッセン州は国際経済とイノベーティブの中心的な存在であり、約1万3,000社が立地、日本からも約240社が拠点を構えており、グローバルの中枢機能を置いていると紹介した。続いて主催者のヘッセン州貿易・投資公社(HTAI)国際業務部長デイビッド・エッケンスベルガー氏があいさつを行い、日本と同州の経済関係を説明するキーワードとして「安定」「信頼」「持続可能な価値創造」を挙げ、同州は法的・政治的な安定性により持続的な研究開発環境が整っていると説明した。後援のジェトロ調査部欧州課長三宅悠有氏は、ヘッセン州はフランクフルト国際空港が象徴するように世界が交わる場所であり、世界中とのネットワークを広げられる場所であると紹介した。

基調講演「ヘッセン州:ヨーロッパにおける将来のビジネス拠点」ではHTAI投資サービス部ディレクターのアンドレアス・ダムラウ氏が同州の魅力を「成長」「安定」「国際的ネットワーク」と説明。加えて、進出企業に対してHTAIがドイツ国内や欧州に持つネットワークを活用し、ドイツ市場や欧州市場への参入のための各種支援を提供できると述べた。ヘッセン州産業・商工会議所連合会専務理事のフランク・アレッター氏は「ヘッセン州における研究開発(R&D)の機会」と題して、同州は国際的な企業と革新的な中小企業が融合する地だと説明。また、重点分野において企業、学術界、政治による長期連携を目指す各種の戦略を紹介し、産学官連携の強さを強調した。続いて、ヘッセン州の中央に位置する都市バート・ナウハイムのスマートシティーの取り組みを同市のジェシカ・フランケ氏が紹介。最後にドイツにおける企業設立の形態について、ミュラー外国法事務弁護士事務所のミヒャエル・ミュラー氏とヘンリー・ドーリング氏が解説した。

写真 セミナーの様子(在日ドイツ商工会議所提供)

セミナーの様子(在日ドイツ商工会議所提供)

(牧野彩、近藤慶太郎)

(ドイツ、日本)

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