インドとニュージーランド、自由貿易協定(FTA)締結
(インド、ニュージーランド)
ニューデリー発
2026年02月02日
インドとニュージーランド両政府は2025年12月22日、自由貿易協定(FTA)を締結したと発表
した。両国はFTA交渉を2025年3月に再開した(2025年4月4日記事参照)後、計5回の交渉を経て、同一年内の早い妥結となった。
インド商工省によると、ニュージーランドの対インド輸入では関税分類(タリフライン)ベースで全ての品目が無税となる一方、インドの対ニュージーランド輸入では同ベースで70.03%の品目が無税または関税引き下げの対象となる。関税以外の措置としては、農業生産性の向上に向けた協力、ニュージーランドからインドへの今後15年間で200億ドルの投資促進、伝統医療などの促進などが盛り込まれた。
上記に加え、ニュージーランド政府はインド人留学生の就学や卒業後の就労ビザに関する特例措置を創設することに合意し、インド人留学生の受け入れ人数制限を撤廃した。また、理工系の学部・修士課程修了者には最大3年間、博士号取得者には最大4年間のニュージーランド国内就労を認めた。加えて、ITやエンジニアリングなど専門職従事者向けの有期雇用入国ビザもインド人向けに創設、最長3年間有効となる同ビザを最大5,000人に発行する。
他方、ニュージーランド政府の発表によると、今回のFTA締結によって同国の対インド主要輸出品である木材の95%のインド側の輸入関税が即時撤廃されるほか、リンゴやキウイフルーツの輸入でもクオータ制(輸入割当制)で無税・軽減税率が適用される。また、インド税関はニュージーランドからの全ての輸入品に対して48時間以内(生鮮品や特急貨物は24時間以内)の通関を約束した。
(リティカ・メータ、佐藤利昭)
(インド、ニュージーランド)
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