2025年のGDP成長率は2.6%、個人消費と公共支出が成長牽引するも予測値下回る
(コロンビア)
ボゴタ発
2026年02月26日
コロンビアの国家統計局(DANE)は2月16日、2025年の実質GDP成長率は2.6%だったと発表した(添付資料表参照)。中央銀行が2026年1月末に発表していた予測値2.9%を下回った。
産業別にみると、マイナス成長となったのは鉱業(6.2%減)、建設(2.8%減)で、最も低調だった鉱業では、金属鉱物の採掘(13.5%減)や石炭と褐炭の採掘(7.4%減)の落ち込みが目立つ。そのほかはプラス成長となっており、特に伸びが大きかったのは、芸術・エンターテインメント(9.9%増)、商業(4.6%増)、行政・防衛(4.5%増)、農林水産(3.1%増)だった。DANEのピエダッド・ウルディノラ局長によると、芸術・エンターテインメントの成長を牽引したのは、初めてギャンブルではなく、ボゴタやメデジンなどの都市を中心に開催されたコンサートやイベントだった。商業では、自動車およびオートバイ、その部品、付属品の卸売業および委託販売(7.7%増)が大きく伸びた。
需要項目別では、GDP全体の76%超を占める民間最終消費支出が3.6%の成長だった。支出目的別では全ての項目でプラス成長となり、特に、娯楽・文化(9.4%増)、家具・家庭用品(7.7%増)が伸びた。政府最終消費支出も7.1%の伸びを記録した。国内総固定資本形成は1.3%の成長となった。
コロンビア商業連盟(Fenalco)のハイメ・カバル会長は今回の発表を、「非常に悪いニュース」とコメントし、不安定な経済政策と法的な不確実性により、投資が停滞していることに懸念を示した。
コロンビア米国商工会議所のマリア・クラウディア・ラクチュール会長は「消費と公共支出が引き続き成長の原動力であり、投資が弱く製造業がほとんど反応していない状況では、成長は行き詰まる。再工業化、付加価値の創出、技術革新、国際化、何よりも企業の持続可能性の確保が必要だ」と述べた。
2026年の実質GDP成長率について、金融機関のバンコロンビア(Bancolombia)とクレディコープ・カピタル(Credicorp Capital)はそれぞれ3.2%、2.5%と予想している。
(木村香菜)
(コロンビア)
ビジネス短信 877395941b65539d






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