ペルーのバルカサル大統領、閣僚人事を発表
(ペルー)
リマ発
2026年02月26日
ペルーで2月18日に暫定的な大統領に就任したホセ・バルカサル氏は2月24日、閣僚人事を発表し、大統領府で宣誓式を行った。
首相には、前経済財政相のデニセ・ミラジェス氏が就任した。同氏は投資促進庁(PROINVERSIÓN)勤務が長く、日本に留学経験もある。就任後、今後の方針について「透明で民主的な総選挙の実現と、財政の安定性確保を重視しつつ経済成長を止めない政策の実現を重視する」と述べた。バルカサル氏は当初、経済学者のエルナンド・デ・ソト氏を首相に充てる方針で本人から同意を得ていると公表していたが、組閣を巡る考え方の相違からデ・ソト氏が辞退した。
経済財政相には、ヘラルド・ロペス氏が就任した。直前まで経済財政省の副大臣としてミラジェス氏を支えた。国税庁(SUNAT)勤務が長く、2024年に同庁長官を務めている。
通商観光相には、ホセ・レジェス氏が就任した。弁護士として、保健省傘下の国立衛生研究所(INS)、労働雇用促進省、法務省、ペルーサッカー協会(FPF)など公的機関で勤務の経験がある。プリメロ・ラ・ヘンテ(人々を優先:PLG)党員だが、PLG党は同24日、X(旧Twitter)で「PLG党員がバルカサル政権に入ることは認めない。同氏には離党を求め、応じない場合には除籍する」と声明を発表した。PLG党は、2023年にペルー選挙審議会(JNE)に登録され、2026年4月の総選挙が初めての選挙となる。
アンヘロ・アルファロ・エネルギー鉱山相は、アマゾン地域の都市イキトスを拠点としロレート州、サンマルティン州、アマソニアス州などに配電や電力販売などを行う政府系特殊会社エレクトロ・オリエンテ(Electro Oriente)で社長を務めていた。
外務、保健、労働、生産、運輸、住宅の6人は、前政権から留任となった。閣僚人事は次のとおり(敬称略)。
- 首相:デニセ・ミラジェス
- 外相:ウゴ・デ・セラ
- 防衛相:ルイス・アロヨ
- 経済財政相:ヘラルド・ロペス
- 内相:ウゴ・ベガソ
- 法相:ルイス・ヒメネス
- 教育相:エルフル・カスティージョ
- 保健相:ルイス・キロス
- 労働雇用促進相:オスカル・フェルナンデス
- 農業灌漑相:フェリペ・メサ
- 生産相:セサル・キスペ
- 通商観光相:ホセ・レジェス
- エネルギー鉱山相:アンヘロ・アルファロ
- 運輸通信相:アルド・プリエト
- 住宅建設衛生相:ウィルデル・シフエンテス
- 環境相:ネリ・パレデス
- 女性社会的弱者相:アリ・イサラ
- 文化相:ファティマ・アルタバス
- 開発社会包摂相:リリ・バスケス
(石田達也)
(ペルー)
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