ジェトロがピッチイベントを開催、神経科学・医療分野などのベトナムスタートアップ4社が登壇

(ベトナム、日本)

ホーチミン発

2026年02月10日

ジェトロは2月3日、在ベトナム日本大使館とベトナム日本商工会議所(JCCI)、ベトナム国家イノベーションセンター(NIC)と共同で、日本企業とベトナムのスタートアップとの交流イベント「Inno Vietnam-Japan Meetup Vol.18~LifeTech編」を開催した(注1)。

ベトナム政府は、2026年から2035年までを対象とする医療・人口・開発に関する国家目標プログラムを策定し、国民の身体的・精神的健康や生活の質の向上など、ヘルスケアの質的改善に向けた取り組みを加速させている。

本セミナーでは、ベトナムで注目を集める同分野において、医療・神経科学・バイオの先端技術を軸とした「LifeTech」をテーマに、その最前線を担うベトナムのスタートアップ4社が登壇した。ピッチに登壇した4社の事業・発表内容は次のとおり(注2、添付資料参照)。

  1. ブレインライフ(Brain-Life、本社:ホーチミン市):脳と外部デバイス間の直接的な通信を可能にするシステムと人工知能(AI)を組み合わせ、メンタルウェルビーイング(注3)を管理できるようにするプラットフォーム/サービスを開発・展開。
  2. エヌツーティーピー(N2TP、本社:ハノイ市):医療機関・病院をターゲットに、AIを活用した診断支援プラットフォームや病気の発見・定量化を行うバイオセンサープラットフォームを開発・展開。
  3. バルカンオグメティクス(Vulcan Augmetics、本社:ホーチミン市):新興市場向けに手頃な価格かつ先進的なロボット義肢装具とセンサー・アプリを開発・製造。
  4. スリーワンファイブメディカル(315 Medical本社:ホーチミン市):ベトナム全土で母子医療を中心にファミリー層向けの統合型クリニックネットワークを展開し、国際基準の医療サービスを提供。児童心理科も展開。
写真 ピッチの様子:N2TPのズオン・ティ・ホン・ニュン創業者兼最高経営責任者(ジェトロ撮影)

ピッチの様子:N2TPのズオン・ティ・ホン・ニュン創業者兼最高経営責任者(ジェトロ撮影)

写真 ピッチの様子:Vulcan Augmeticsのラファエル・マスターズ創業者兼最高経営責任者(ジェトロ撮影)

ピッチの様子:Vulcan Augmeticsのラファエル・マスターズ創業者兼最高経営責任者(ジェトロ撮影)

(注1)同イベントは、2024年3月に始まった日本とベトナムの官民連携の枠組み「新しい日越共同イニシアチブ」のうち、「イノベーション/DX推進」をテーマに行うプロジェクトの第18弾となる(2024年5月10日記事参照)。イベント動画は、ジェトロの「J-Bridge」会員サイトに掲載予定。

(注2)添付のイベント概要資料に、各社の詳細紹介資料も掲載している。この記事に登場するスタートアップへの取り次ぎを希望する場合は、ジェトロホーチミン事務所(VHO-PRO@jetro.go.jp)まで連絡を。

(注3)ウェルビーイングの中でも特に心理的な健康や精神的な健康に焦点を当てた概念。ストレスや不安を管理し、感情の認識とコントロール、自己肯定感、心の安定などが含まれる。

(成瀬亘作)

(ベトナム、日本)

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