2025年の自動車生産は前年比0.9%減、2年連続で150万台割れに
(タイ)
バンコク発
2026年02月05日
タイ工業連盟(FTI)は1月28日、2025年12月の自動車生産台数が前年同月比8.6%増の11万3,855台だったと発表
した(添付資料表参照)。部門別では、乗用車が18.4%増の4万5,859台、開放式の荷台がある小型貨物自動車のピックアップトラックなどの商用車が2.8%増の6万7,996台だった。全体の75.7%を占める輸出向けは28.3%増の8万6,194台となり、国内販売向けは26.6%減の2万7,661台だった。
2025年通年では、前年比0.9%減の145万5,569台だった。部門別では、乗用車が1.4%減の55万456台、ピックアップトラックなどの商用車が0.6%減の90万5,113台だった。また、輸出向けは5.2%減の95万6,230台、国内販売向けは8.6%増の49万9,339台だった。FTIでは、2025年通期実績を踏まえ、2026年の生産台数を前年比3.1%増の150万台、国内販売向けが55万台、輸出向けが95万台とした。
国内販売台数は、12月が前年同月比39.1%増の7万5,121台となり、2025年通年では、前年比8.5%増の62万1,166台だった。
企業動向をみると、中国メーカー(注)は年末のモーターショーで大幅な値引き販売を行い、2025年通年の乗用車販売シェアは、前年の18.8%から22.1%に3.3ポイント上昇した。一方、日本メーカーのシェアは、2025年通年で前年の64.8%から62.1%に2.7ポイント低下した(添付資料図1参照)。
商用車販売でも、中国メーカーのシェアは2025年通年で前年の7.1%から16.0%に8.9ポイント上昇した。日本メーカーのシェアは2025年通年で前年の84.4%から73.8%に10.6ポイント下がった(添付資料図2参照)。商用車のうち、1トン・ピックアップ(PPV:Pick-up Passenger Vehicleは含まず)の日本メーカーの2025年通年シェアは、前年の91.5%から91.2%と微減にとどまり、引き続き日本メーカーの独壇場となっている(添付資料図3参照)。
自動車全体では、中国メーカーの2025年通期シェアは、前年の11.6%から18.2%へ6.6ポイント上昇した。一方、日本メーカーの2025年通期シェアは、前年の76.7%から、69.3%へ7.4ポイント低下した(添付資料図4参照)。
12月の完成車の輸出台数は前年同月比11.3%増の8万4,963台、輸出額は2.4%増の約537億バーツ(約2,631億円、1バーツ=約4.9円)となった。完成車とエンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は0.9%増の約733億バーツだった。2025年通年では、完成車の輸出台数は前年比8.2%減の93万5,750台、輸出額は11.1%減の約6,217億バーツとなった。完成車とエンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は、7.6%減の約8,805億バーツだった。
(注)中国企業には、BYD、上海汽車(MG)、長安汽車(CHANGAN)、長城汽車(GWM)、広州汽車(GAC)の5社が含まれるが、奇瑞汽車(CHERRY)、吉利汽車(GEELY)、哪吒汽車(NETA)、小鵬汽車(XPENG)などの中国企業はその他に分類されている。
(高谷浩一、チャナットパット・スクマ)
(タイ)
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