2026年経済成長率は4.9~5.7%の見込み、インドネシア銀行予測

(インドネシア)

ジャカルタ発

2026年02月24日

インドネシア銀行(BI)は、2026年のインドネシアの経済成長率が4.9〜5.7%になるとの見解を示した。BIのペリー・ワルジヨ総裁は2月19日の会見で、2026年の経済成長率は、5.11%を記録した2025年を上回る見通しだと述べた。2025年第4四半期の経済成長率は前年同期比5.39%となり、第3四半期の5.04%を超える伸びを示しており、2026年第1四半期も引き続き成長が見込まれるとしている(2月20日付「コンパス」)。

同総裁は、成長の主な牽引役は家計消費と投資であると指摘した。家計消費は、政府の景気刺激策や金融緩和措置に加え、消費者心理の改善にも支えられ、堅調に推移する見通しだ。また、投資も、政府が推進する下流化政策やインフラ関連支出を背景に、引き続き拡大が期待されている。

2026年のインドネシア経済成長率をめぐっては、国際機関などがそれぞれ見通しを示しており、世界銀行は5.0%、IMFは5.1%、アジア開発銀行(ADB)は5.1%と、おおむね5%前後で一致している。

こうした中、2月20日にはプルバヤ・ユディ・サデワ財務相が6%成長という楽観的な見解を示した。プルバヤ財務相は、目標達成にあたっては、民間部門と政府の景気刺激策という「2つの成長エンジン」を同時に活性化させることにあると強調した。今後は投資環境の整備や国家予算執行の最適化などを通じて、両エンジンが連動して動くよう調整していく方針を示した(2月20日付「インドネシア財務省ウェブサイト」)。

(山田研司)

(インドネシア)

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