ジェトロ、日本食材の魅力発信・普及に向けたPRイベントを東マレーシアで開催

(マレーシア)

クアラルンプール発

2026年02月20日

ジェトロは1月30日、「マレーシア農林水産物・食品輸出支援プラットフォーム(注)」の取り組みの一環として、東マレーシアのサバ州にある洋食レストラン「POUND」で、現地の料理人による日本食材を使った新メニューの開発と、日本酒とのマッチングを行うPRイベントを開催した。イベントは、日本食材の魅力発信や新規販路開拓、さらには非日本食レストランでの利用拡大を目的として開催し、現地のレストランシェフ、5つ星ホテルシェフなど約30人を招待した。

イベントでは、現地の料理人が次の6品を提供した。

  • ウニとえんがわの冷やしそうめん
  • 日本のカレーソースとオリジナルチャツネを合わせた広島牡蠣(かき)かつ
  • ブリの西京味噌(みそ)焼き
  • サバの照り焼きのピザ
  • ホタテと明太子(めんたいこ)パスタ
  • 海苔(のり)アイス

現地の食習慣に合わせたフュージョン料理と日本酒をペアリングすることで、それぞれの魅力を引き出した。また、日本食普及の親善大使に任命されているソムリエのリン・テック・チョン・トーマス氏が、日本国内で伝統的な技術を用いて造られる日本酒や焼酎をはじめとする「国酒」の特長や魅力を紹介した。

写真 日本食材のBtoBイベントでソムリエによる日本酒の解説の様子(ジェトロ撮影)

日本食材のBtoBイベントでソムリエによる日本酒の解説の様子(ジェトロ撮影)

写真 イベントで提供された料理(ジェトロ撮影)

イベントで提供された料理(ジェトロ撮影)

参加者からは、これらの料理を生かしたメニューの開発も検討可能と評価が寄せられた。海鮮冷やしそうめん料理は、ゆずポン酢とトリュフソースを組み合わせることでおいしさを引き出した。ホタテと明太子パスタは、ぷりぷりとした食感がおいしいホタテと明太子のピリ辛さと旨味(うまみ)が感じられ、ソースがパスタにしっかりと絡むことも高く評価された。また、爽やかでフルーティーな香りの日本酒が好まれ、海苔アイスと緑茶梅酒のペアリングも好評だった。

また、ジェトロは現地の輸入卸売業者と連携し、128日から21日にかけて、同州コタキナバルのショッピングモール「City Mall」で地元の中間層・富裕層を対象に日本食材の認知度向上と消費促進を目指すBtoCイベントを開催した。調味料、菓子類、冷凍食品、日本酒など多様な小売り用食材が1カ所で紹介され、注目を集めた。プロモーターによる試食・試飲を通じて、一般消費者に日本食材の魅力や使い方を効果的に伝えた。調理済み(RTE)食品、ハラール認証を取得したテリヤキソース、日本酒などが特に人気を集めた。

写真 日本食材のBtoCイベントの様子(ジェトロ撮影)

日本食材のBtoCイベントの様子(ジェトロ撮影)

2025年における日本からマレーシア向けの農林水産物・食品の輸出額は約291億円に達し、前年比で 26.3%増加した。日本食市場は一大消費圏であるクランバレー(クアラルンプール首都圏)に集中しているが、これら以外の地域でも今後拡大が期待される。

(注)農林水産物・食品輸出支援プラットフォームとは、ジェトロ海外事務所と在外公館などの主導で、現地展開している事業者や現地に進出している国内の食品関連事業者などを現地発の視点で専門的かつ継続的に支援する枠組み。

(林燕児)

(マレーシア)

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