インド最大規模のAI関連展示会でジャパンパビリオンが出展

(インド、日本)

ニューデリー発

2026年02月27日

日本政府は21621日、インドのニューデリーで開催された人工知能(AI)の展示会「インディア・AI・インパクト・エキスポ2026」にジャパンパビリオンを出展し、ジェトロはその運営を担った。同展示会には、世界13カ国のカントリーパビリオンを設置し、600社超のスタートアップ企業が参加するなど、インド最大規模のAI関連イベントとなった。

ジャパンパビリオンでは、インドに現地法人を持つデンソーや富士通、NTTデータのほか、インドへのサービス展開やインド企業との協業連携を目指す日本企業としてKotozna(コトツナ)、ハイレゾ、ONESTRUCTION(ワンストラクション)、OREX SAI(オーレックス・サイ)が出展した。インド企業・政府関係者からは、日本の精密技術や品質管理、社会課題解決型のAI活用に高い関心が寄せられ、学生など若い世代からは、出展企業への就業やインターンシップの機会についても積極的に質問が寄せられた。

写真 ジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

併催された「インディア・AI・インパクト・サミット」では、会場となったバーラト・マンダパムに多国籍企業、研究機関、各国政府の代表らが集まり、AIの社会実装や国際連携を軸に活発な議論が行われた。日本政府は216日に「India-Japan AI for the World」と題したパネルディスカッションを開催し、日本の経済産業省およびインドの電子・情報技術省から両国のAI政策が紹介された。日本企業・日系企業としてハイレゾ、富士通、ワンストラクションから担当者も登壇し、日印のAI分野での協業可能性について議論が行われた。

写真 パネルディスカッションの様子(ジェトロ撮影)

パネルディスカッションの様子(ジェトロ撮影)

今回のイベントには各国から多数の要人が参加したほか、インド国内外から多くの来場者が押し寄せた。混雑やセキュリティー強化により一時入場制限が敷かれ、結果的に会期中に展示会期間の1日延長が発表されるなど、一部混乱もみられた。他方で、参加した日本企業にとっては、成長市場への参入・協業の可能性を探る格好の機会となった。

(川崎宏希、花村大樹、樋口史紀)

(インド、日本)

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