米UCLA、南カリフォルニアの産学官連携の拠点として量子アライアンスを設立
(米国)
ロサンゼルス発
2026年02月17日
米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)は2月12日、量子分野におけるイノベーションなどを促進するための連合体「南カリフォルニア量子アライアンス(SQA)」の設立を発表
した。SQAは南カリフォルニアにおける研究協力、人材育成、産業界との連携の拠点として、UCLAリサーチパークに開設される量子イノベーションハブを統括し、同校をはじめとする学術機関、行政機関、産業界などによる共同研究を推進する。また、大学間の連携を促進し、学生や研究者が量子工学、製造、応用技術分野でのキャリアを築けるよう支援する。産業界との連携として、主要企業と大学、スタートアップ、そのほかのパートナー間の連携を促すことで、科学的な成果をビジネスに結び付けて、カリフォルニア州経済を強化し、同州の量子技術におけるリーダーシップを拡大することを目指している。
SQAのメンバーにはUCLAのほか、南カリフォルニア大学(USC)、カリフォルニア工科大学(Caltech)などの教育機関のほか、量子関連のハードウエアを開発するモナーク・クオンタムやIT大手のIBM、通信機器大手のシスコシステムズ、航空宇宙分野大手のボーイングなど13社・機関が加盟しており、全米で最も包括的な地域量子イノベーションネットワークの1つとして、量子分野でグローバルな競争力を持つ経済を実現するため、今後も積極的にメンバーを拡大していくとしている。
ボーイングは発表の中で「量子技術は、航空宇宙、防衛、安全な通信を変革する計り知れない可能性を秘めており、その可能性を実現するには、セクター間の連携が不可欠だ。SQAは産業界に議論の場を提供し、研究者や教育者と連携することで、(研究の)構想から実用化への移行を迅速化する」との期待を述べている。
(堀永卓弘)
(米国)
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