2025年の訪問外国人数は前年比20.4%増で過去最高、ASEANで最も高い成長率に
(ベトナム)
ホーチミン発
2026年02月06日
ベトナム統計局によると、2025年にベトナムを訪れた海外からの訪問者数(推定)は2,116万8,000人に達し、過去最高を記録した(添付資料図参照)。前年の訪問者数(1,758万4,000人、2025年4月22日記事参照)から20.4%増加した。政府が定めた当初の年間目標(2,200万~2,300万人)をほぼ達成し、新型コロナウイルス禍前の2019年(1,800万人)比では17.6%増加した。
ASEAN事務局によると、ベトナムの2025年の海外からの訪問者数の成長率はマレーシア(前年比11.2%増)、インドネシア(10.4%増)、シンガポール(2.7%増)、フィリピン(0.8%増)、タイ(7.2%減)、カンボジア(16.9%減)など近隣国を大きく上回った。海外からの訪問者数では、ASEANの中でマレーシア(4,200万人)、タイ(3,300万人)に次ぐ第3位(約2,100万人)だった(ベトナム国家観光局ポータルサイト1月27日)。
訪問者数の内訳をみると、上位3カ国・地域は中国528万2,000人(前年:373万8,000人)、韓国433万1,000人(456万9,000人)、台湾123万2,000人(128万9,000人)となった。日本は81万4,000人(71万1,000人)で5位だった(添付資料表参照)。
ベトナムへの訪問者数の地域別内訳で主要な地域はアジアで、約1,660万人(全体の78.6%)、次いで欧州が約280万人(13.1%)、米州が約110万人(5.2%)、大洋州が約60万人(2.9%)だ。国別にみると、中国は前年比で41.3%増加し、日本は14.4%増、インドは48.9%増と高い増加率になった。また、欧州地域も38.8%増となり、その中でロシアが最も多く69万人と前年の3倍だ。
航空会社の路線拡大、訪問者数増加に寄与
2025年は中東、インド、欧州への国際線の新規就航が進み、ベトナムへの航空便のアクセスの利便性が高まっている。詳細は次のとおり。
- ベトジェットエアとベトナム航空は3年ぶりにロシアのモスクワへの直行便を再開。
- エミレーツ航空がアラブ首長国連邦(UAE)のドバイからダナンへの直行便を就航。
- エティハド航空がUAEのアブダビからハノイへの直行便を就航。
- インディゴ航空がインドのニューデリーからハノイへの直行便を就航。
ベトナム政府は2026年の目標として、2,500万人の海外からの訪問者誘致を目指すとしている(2025年12月29日VNエクスプレス)。
(新田和葉、ティエン・グエン)
(ベトナム)
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