ジンバブエの1月のインフレ率が4.1%に低下

(ジンバブエ)

ヨハネスブルク発

2026年02月05日

ジンバブエの財務・経済開発・投資促進省は2026年1月26日、現地通貨ジンバブエ・ゴールド(ZiG)建ての2026年1月のインフレ率が前年同月比で4.1%に低下したと発表した。米国ドルベースでは、1%へ大幅に低下しているとする。

ムトゥリ・ヌーベ(Mthuli Ncube)財務・経済開発・投資促進相は、「現地通貨建てでインフレ率が1桁台になるのは約30年ぶりであり、ジンバブエにとって歴史的な節目である。ジンバブエの財務・経済開発・投資促進省とジンバブエ準備銀行(中央銀行)が補完的な財政政策と金融政策を一貫して実施し、2024年4月のZiG導入後、マクロ経済の安定をもたらしている」と述べている。

具体的な品目をみてみると、パン、洗剤、牛肉、ティー、ミルク、塗り薬などの消費財の価格は、過去12カ月でほとんど変化していないとしている。なお、家庭用商品における2025年1月と2025年12月の消費者物価指数を現地通貨ベース価格で比較した添付資料表を参照のこと。

同省は、さらなる物価の安定のためには、すべてのステークホルダー、特に民間企業がより密接に協力する必要があるとした。民間企業は価格設定を自制すること、労働者は賃上げ要求をインフレ動向に合わせることなどをあげている。

世界銀行のデータでは、ジンバブエのインフレ率は、2019年255.3%、2020年557.2%、2021年98.5%、2022年104.7%を記録しており、これまで高インフレが続いていた。また、2025年12月2日に世界銀行グループが発表した「ジンバブエ経済アップデート2025」では、ジンバブエは2024年後半から金融引き締め政策を実施しており、それがインフレ動向の改善と通貨ZiGの安定化に貢献していると報告している。世界銀行は同報告書において、インフレ率が2026年には1桁台に落ち着き、中期的には5%まで低下すると予想していた。

(多崎央)

(ジンバブエ)

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