トロントでバーテンダー向けの「焼酎と泡盛マスタークラス」が開催

(カナダ、日本)

トロント発

2026年02月19日

日本の国税庁が主催し、在カナダ日本大使館およびジェトロが共催した「焼酎と泡盛マスタークラス」が2026年2月9日、オンタリオ州のトロント市内フェアモント・ヨーク・ホテルで開催された。本マスタークラスは、トロント近郊の現地バーテンダー約70人を対象に、日本の伝統的な蒸留酒である焼酎および泡盛の特徴や多様な活用方法を紹介し、カナダ市場での認知度向上と需要創出を図ることを目的に実施された。

当日は、英国ロンドンのパークハイアットホテルでチーフ・ミクソロジスト(注)を務め、世界15カ国以上でマスタークラスの講演実績を有する中村光宏氏が登壇し、焼酎(麦・米・芋)および泡盛のテイスティング解説を行った。また、沖縄の八重泉酒造社長の座喜味盛行氏が泡盛の歴史や製法、味わいの特長を紹介した。イベント後半では、中村氏が本イベントのために考案した4種類のカクテルをバーテンダーに提供。麦焼酎、米焼酎、芋焼酎、そして泡盛をベースにしたオリジナルカクテルで、参加者に焼酎・泡盛の多様な魅力を伝えた。

写真 マスタークラスの登壇者:(左)中村光宏氏、(右)座喜味盛行氏(在カナダ日本大使館提供)

マスタークラスの登壇者:(左)中村光宏氏、(右)座喜味盛行氏(在カナダ日本大使館提供)

写真 (手前側)試飲用に提供された焼酎・泡盛、(奥側)4種のカクテル(ジェトロ撮影)

(手前側)試飲用に提供された焼酎・泡盛、(奥側)4種のカクテル(ジェトロ撮影)

本イベントは、バーテンダーからの、焼酎や泡盛への理解を深めたいという強い要望を受けて企画された。オンタリオ州では日本からの焼酎の輸入はあるものの、カクテルでの使用はまだ限定的で、泡盛については現地での流通がまだない状況。参加したバーテンダーからは「焼酎を使ったことがなかったが、今後は革新的なカクテルを開発してメニューに加えたい」との声や、泡盛の州内流通を求める要望が上がった。また、参加した酒類インポーターは「トロントのカクテル市場は大きく、焼酎や泡盛がアジア系レストランに加えカクテル素材としても使われるようになれば、消費量の大幅な増加が見込める」と述べた。

写真 講演に耳を傾ける参加者の姿(ジェトロ撮影)

講演に耳を傾ける参加者の姿(ジェトロ撮影)

(注)オリジナルカクテルを作るカクテルの専門家のこと。

(山田あゆみ、井口まゆ子)

(カナダ、日本)

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