DMG森精機、イリノイ州で約4,050万ドルを投資し先端製造・R&D拠点を新設へ
(米国、日本)
シカゴ発
2026年02月27日
世界最大手の工作機械メーカーのDMG森精機(DMG MORI)は2月24日、米国イリノイ州における事業拡大の一環として、4,050万ドル超を投資し、先端製造および研究開発(R&D)拠点を新設すると発表した。新拠点設立に伴い、74人の新規フルタイム雇用を創出する計画だ。同社は、北米本社を同州シカゴ郊外に構える。新拠点をシカゴ市内グースアイランド工業地区に設置する予定で、約2万5,000平方フィート(約2,323平方メートル)のオフィススペースと約6万5,000平方フィート(約6,039平方メートル)の製造スペースを備え、北米におけるR&Dの中核拠点とする。
新たにシカゴ市立大学と協働で人材育成プログラムを設立し、最先端製造技術への学生のアクセスを拡大し、専門人材のパイプラインを構築する。イリノイ州は全米3位規模のコミュニティーカレッジ制度を有するほか、米国の立地選定専門誌「サイト・セレクション」によれば、中西部で労働力開発分野1位、全米3位の評価を受けている。
J.B.プリツカー・イリノイ州知事によるあいさつの様子(ジェトロ撮影)
同社の2月24日の記者会見には、イリノイ州側からはJ.B.プリツカー州知事(民主党)、州商務省経済機会局およびイリノイ経済開発公社、日本側からは日本総領事館、シカゴ日米協会およびジェトロが参加した。プリツカー知事は「本拠点は、イリノイ州にとって新たな経済時代の象徴となる重要な事例。州の先端製造分野におけるさらなる競争力強化と、企業成長と人材育成を結びつける取り組みとなる」とあいさつした。その後、DMG MORIのヌド・ジェームス取締役副社長は「イリノイ州は製造業の卓越した伝統を誇り、本投資は北米におけるR&D能力を拡大し、金属積層造形および自動化技術を前進させ、防衛用途を含むデュアルユース製品の生産を支える。米国の産業競争力強化に向け州政府と連携できることを誇りに思う」と語った。
DMG MORIジェームス取締役副社長のスピーチの様子(ジェトロ撮影)
(塩野達彦)
(米国、日本)
ビジネス短信 2e52b1d17f099699






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