第5回全国輸出競争力サミットがチェンナイで開催

(インド)

チェンナイ発

2026年02月27日

インド工業連盟(CII)は2月24日、インド南部チェンナイで「第5回全国輸出競争力サミット」を開催した。サミットは「改革・実行・変革」をテーマに、構造改革や各業界の強み、今後の戦略などについて、パネルディスカッションなどが行われた。産業界、政策立案者(中央政府・州政府)、コンサルティング企業などが参加した。

サミットに参加したインド商工省産業国内取引促進局(DPIIT)のアマルディープ・シン・バティア次官は開会式で、地政学的な不確実性にもかかわらず、2024年度(2024年4月~2025年3月)のインドの輸出額(物品・サービス)が8,250億ドルを上回ったことを評価した。政府は2030年度までに輸出額1兆ドルを目標としている。また同氏は、インド首相府の指示に基づきながら、DPIITが輸入依存度削減のため、国内製造を奨励する100品目の選定に取り組んでいることを明らかにした。

当日は、(1)インフラ・物流・港湾、(2)グローバル・ケイパビリティー・センター(GCC)(注)、(3)エレクトロニクス、(4)自動車輸出と電気自動車(EV)とモビリティー・イノベーション、(5)インド・EU自由貿易協定(FTA)などに関するセッションが行われ、各界の第一人者が輸出力向上に向けて討議した。参加者からは、「インドの中小企業が電子機器製造の能力を開発・向上させるためには、日本や台湾の外国企業との提携が重要」などと、外資系企業との連携を進めたい意向も示された。

写真 サミットの様子(ジェトロ撮影)

サミットの様子(ジェトロ撮影)

(注)グローバル・ケイパビリティー・センターとは、企業のITサービス、エンジニアリング、研究開発などの機能を担うグローバルな拠点を指す。

(ビラバブ・ビーラ)

(インド)

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