三菱電機、インド南部チェンナイ近郊でエアコン工場の開所式開催
(インド)
チェンナイ発
2026年02月13日
三菱電機インドは2月6日、インド南部タミル・ナドゥ(TN)州チェンナイ近郊のマヒンドラ・オリジンズ工業団地に210億ルピー(約357億円、1ルピー=約1.7円)を投じて建設したルームエアコンおよび空調機器用圧縮機(コンプレッサーユニット)の製造工場の開所式を開催した。TN州のM・K・スターリン州首相がオンラインで参加した。同社にとって、インドにおける最初のエアコン工場となる。
敷地面積21万平方メートルを誇る工場は、年間30万台のルームエアコンと65万台のコンプレッサーユニットを生産する能力を持ち、2,100人以上の直接・間接雇用を創出する見込みだ。今後、部品の現地調達促進やパートナー企業の技術力向上、グローバル基準に沿ったスキル開発を通じて、地域のサプライヤーエコシステムを強化する方針だ。式典に出席したT・R・B・ラジャア工業相は、「州内には約4万の製造工場が存在する。TN州は2024年度(2024年4月~2025年3月)に11.19%の経済成長率を記録し、2桁成長を達成している唯一の州だ。また、インドでの電子機器生産の31%、輸出の41%を占めるモノ造りの州だ」とその魅力を強調した。
三菱電機インド社長の高瀬敦史氏は、「インドでは、高効率・高品質なエアコン需要が急速に拡大している。この施設は現地生産を通じて需要に応え、品質管理や持続可能な事業運営を強化する」と述べた。また、「インドにおける当社のエアコン事業は2025~2030年度に平均年間成長率で2桁成長を遂げると予想している。新工場の稼働は現地生産の強化、供給安定性の向上、市場ニーズへの迅速な対応を可能にし、この見通しを確固たるものにする」と語った。
さらに高瀬氏は、「高効率・高性能なインバーター式システムへの需要が加速する中、競争の激しいインドのルームエアコン市場でプレミアムブランドとしての地位確立を目指す。インドのエアコン市場は2025年9月の物品・サービス税(GST)税率の引き下げ後、都市化や所得増加、生活水準の向上、エネルギー効率への意識の高まりを背景に、力強い成長を維持しており、三菱電機インドは持続的な2桁成長を目指している」とあいさつした。
(藤井芳彦)
(インド)
ビジネス短信 0d4894abf3485195




閉じる
