上海港のコンテナ取扱量が記録更新、16年連続世界一に

(中国)

上海発

2026年01月15日

中国の港湾運営会社である上海国際港務(SIPG)は1月8日、2025年の上海港のコンテナ取扱量が前年比6.9%増の5,506万TEU(TEU:20フィートコンテナ換算)で、2010年以降16年連続で世界1位を維持したと発表した。2024年のコンテナ取扱量は5,150万6,300TEUで初めて5,000万TEUを超えたが、2025年はそれをさらに上回る結果となった(2024年12月26日記事参照)。

港全体の国際中継コンテナ取扱量は、前年比10.6%増の791万1,000TEUだった。上海港の中でも、大型船舶が寄港可能なハブ港である洋山深水港区は、年間取扱量が10.4%増加し、上海港全体の52.1%を占めるなど、世界のサプライチェーンにおける重要な結節点としての機能を強化した。

また、上海港では、自動化コンテナターミナルの建設を推進している。ビッグデータ分析、デジタルツイン、人工知能(AI)などの先端技術を導入したことで、コンテナ積み替え作業時間短縮および作業効率の向上を実現したとした。また、集荷・配送システムの連携を強化し、2019年から推進している海上輸送と鉄道輸送を組み合わせた複合一貫輸送サービスの利用は前年比16.1%増加し、初めて100万TEUを突破した。

上海税関によると、2025年1~11月の上海市の貿易総額は前年同期比5.7%増の4兆971億元(約90兆1,372億円、1元=約22円)、うち輸出は11.2%増の1兆8,267億元、輸入は1.6%増の2兆2,705億元だった。上位の貿易相手国・地域はEU、ASEANで、それぞれ7,423億元(1.4%増)、5,847億元(12.6%増)だった。米国、日本への輸出額はそれぞれ1,989億元(21.2%減)、1,146億元(0.9%増)となった。

(王艶)

(中国)

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