米イスラエル首脳、「マール・ア・ラーゴ」で会談、協力強化を確認

(イスラエル、米国、パレスチナ、イラン、トルコ、サウジアラビア)

テルアビブ発

2026年01月07日

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は2025年12月28日から2026年1月1日まで米国フロリダ州を訪問し、12月29日にパームビーチにあるドナルド・トランプ大統領の邸宅「マール・ア・ラーゴ」で同大統領と会談した。

イスラエル首相府外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、トランプ大統領は会談後の共同記者会見で、「イスラエルと米国からの多くの才能ある人々と非常に生産的な会議を行い、ほとんどの点で意見が一致した」と述べ、両国の協力関係を強調した。ネタニヤフ首相は「ホワイトハウスでトランプ大統領ほどの友人を持ったことはない」と語り、イスラエルへの支援を称賛した。

昼食会では、イスラエル政府がトランプ大統領に「イスラエル賞」を授与することを発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。イスラエル人以外への授与は初めてとなり、ネタニヤフ首相は「独立記念日にイスラエルを訪問していただければ光栄」と述べ、イスラエル国民の幅広い支持を背景に感謝の意を示した。

写真 共同記者会見で握手する両首脳(イスラエル政府報道局提供)

共同記者会見で握手する両首脳(イスラエル政府報道局提供)

質疑応答では、ガザ停戦とハマスの武装解除、イランの核開発、イスラエルとトルコの緊張関係、「アブラハム合意(2020年9月17日記事参照)」の拡大など幅広いテーマが取り上げられた。ハマスの武装解除について、トランプ大統領は「ハマスには短期間での武装解除を求める」とし、違反すれば厳しい結果があると警告した。イランについては「再び核開発を進めている兆候があれば迅速に排除する」と強調した。イスラエルとトルコの緊張関係について、トランプ大統領はトルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領との関係に触れ、「私はエルドアン大統領を尊敬しており、ネタニヤフ首相も同様だ。両国間に問題はない」と述べ、緊張緩和への自信を示した。アブラハム合意の拡大について、「既に複数の国で議論されており、比較的早期に進展する」との見通しを示した。また、サウジアラビアとの関係について「イスラエルとの関係は良好であり、最終的にはアブラハム合意に署名するだろう」と強調した。

イスラエルの軍事衝突の関連情報は、ジェトロのイスラエルとハマスの衝突の特集イスラエルとイラン情勢の特集を参照。

(中溝丘、テヒラ・シャラビー)

(イスラエル、米国、パレスチナ、イラン、トルコ、サウジアラビア)

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