米テキサス州連邦上院選の世論調査、共和党の有力候補は依然定まらず

(米国)

調査部米州課

2026年01月16日

米国マサチューセッツ州ボストンのエマーソン大学は1月15日、テキサス州連邦上院選挙に関する世論調査結果(注1)を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。共和党予備選挙を想定した問いで、州司法長官のケン・パクストン氏、現職のジョン・コーニン氏、ウェズリー・ハント同州下院議員の支持率が27%、26%、16%と分裂している。

同大学世論調査のエグゼクティブディレクターのスペンサー・キンボール氏は、「共和党の支持が依然として大きく分裂しているため、パクストン氏もコーニン氏も予備選(注2)で50%の得票率に達する見込みはない」「5月に両候補による決選投票が行われる可能性が高まっている」と述べた。

ドナルド・トランプ大統領がこの上院選でいずれの候補者の支持も表明しないのは、テキサス州の早期の予備選の結果が他州での支持に影響を及ぼすことを懸念しているからとみられる(議会専門誌「ザ・ヒル」12月25日)。

トランプ氏は、テキサス州、メーン州などを除く多数の上院選の共和党候補者の支持を既に表明している。

一方、民主党予備選を想定した問いでは、ジェームス・タラリコ州下院議員の支持率が47%と、ジャスミン・クロケット連邦下院議員(38%)を9ポイントリードした。

クロケット氏は、2025年12月に立候補を表明し、民主党の政治情勢を混乱させた。これを受け、コリン・オルレッド元連邦下院議員が上院選への立候補を取り止め、下院選に立候補し直したという経緯がある。

「タラリコ氏はヒスパニック(59%)と白人(57%)の有権者の間で支持を伸ばす一方、黒人有権者の大多数(80%)はクロケット氏を支持する」「男性はタラリコ氏を52%、クロケット氏を30%支持し、女性では両氏がほぼ半々(44%、43%)となっている」とキンボール氏は指摘する。

コーニン氏とタラリコ氏の直接対決を想定した問いでは、コーニン氏が47%とタラリコ氏(44%)を上回り、対クロケット氏でもコーニン氏が48%と、クロケット氏(43%)を上回った。

パクストン氏とタラリコ氏の直接対決では、両氏が46%と同率、対クロケット氏でも両氏が同率で46%となった。

(注1)実施時期は2026年1月10~12日。対象者はテキサス州の登録有権者1,165人。

(注2)テキサス州では3月3日に実施予定。通常、各州の予備選は5~8月に集中して実施される。

(松岡智恵子)

(米国)

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