2025年の乗用車の新規登録台数、電気自動車は50%増加

(ドイツ)

ミュンヘン発

2026年01月16日

ドイツ自動車工業会(VDA)は1月6日、2025年のドイツ国内の乗用車生産台数および新規登録台数を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。ドイツ連邦自動車局(KBA)も同日、2025年のドイツ国内の乗用車新規登録台数を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。登録台数については、VDAはKBAの発表数値を基にしている。

VDAによると、国内生産台数は、前年比2%増となる約415万台で、3年連続でほぼ同水準だった。ただし、燃料別にみると、電気自動車(EV)は1月から11月までで約156万台に達し、その時点で既に年間生産台数として過去最大になった。

KBAによると、新規登録数については、全体で前年比1.4%と微増の285万7,591台だった。EVの登録台数は85万6,540台となり、前年と比較すると約50%増加した。EVのうち、バッテリー式電気自動車(BEV)は54万5,142台で43.2%増、プラグインハイブリッド車(PHEV)は31万1,398台で62.3%の大幅増となった。なお、VDAによると、全体の新規登録台数は新型コロナ禍前の2019年との比較では約74万9,700台少なく、21%減に相当する。

VDAのヒルデガルド・ミュラー会長は「ドイツの自動車産業は、EV分野でスピードを加速しており、世界第2位の生産拠点としての地位を固めている。今後は、政府がEVに関わる枠組みをさらに改善することが重要になる」とコメントした。

ミュラー会長のコメントには、これまでEVの登録台数が最も多かった2022年と比較すると、2025年はわずか3%の増加にとどまり、政府の不十分な政策によりEV市場の発展が期待される水準に到達しておらず、また需要にも追いついていないという背景がある。

VDAは、2025年の実績に基づき、2026年の乗用車新規登録台数を290万台と予測。景気低迷などの要因により、ドイツの乗用車市場の大幅な回復は見込めないとしている。

(アンナ・グリンフェルダ)

(ドイツ)

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