ラオス・タイ第5友好橋、開通式典を開催

(ラオス、タイ)

ビエンチャン発

2026年01月05日

ラオス中部ボリカムサイ県とタイ東北部ブンカーン県間のメコン川を越えて結ぶ全長1,350メートルの「ラオス・タイ第5友好橋」の開通式典が、20251225日に行われた(添付資料図参照、2025年2月27日記事参照)。ラオス側からはトンルン・シースリット国家主席、ソーンサイ・シーパンドン首相、タイ側からはワチラロンコン国王、アヌティン・チャーンウィラクン首相らが参列した。

写真 開通式典の様子(前列右:ワチラロンコン国王、右から3人目:トンルン国家主席)(ジェトロ撮影)

開通式典の様子(前列右:ワチラロンコン国王、右から3人目:トンルン国家主席)(ジェトロ撮影)

第5友好橋は、2025年12月27日から供用を開始した。通行可能時間は午前6時から午後10時までだ。総事業費は約37億8,700万バーツ(約185億5,600万円、1バーツ=約4.9円)で、ラオス側の建設はタイ周辺諸国経済開発協力機構(NEDA)によるソフトローンを活用して実施された。建設は2020年6月にアクセス道路工事から始まったが、新型コロナウイルスの感染防止措置などの影響で遅れ、今回ようやく完成に至った。橋脚のデザインには、両地域の伝統的な竹製管楽器「ケーン」をモチーフに取り入れている。

本橋は、タイ東北部からラオス、さらにベトナム、中国南部沿岸部へのアクセスを強化する国際物流ルートとなり、新たな広域物流ネットワークの形成が期待される。第5友好橋を渡りタイからラオスに入った貨物や車両は、国道13号線でラオスの首都ビエンチャン(約135キロ)、国道8号線でベトナムのナムパオ国境(約230キロ)にアクセスできる(2025年3月26日記事参照)。

また、第5友好橋周辺では、ラオス側で倉庫やコンテナヤードなどを備えたロジスティックパークの建設が進められており、貨物処理能力の向上や通関手続きの合理化を目指している。一方、タイ側では2029年着工を目標に、ブンカーン空港の建設計画が進められている。

(山田健一郎)

(ラオス、タイ)

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