日本発祥のコンテンツが人気、ハンガリー最大のポップカルチャーイベント「MondoCon」主催者に聞く
(ハンガリー、日本)
ブダペスト発
2026年01月08日
ハンガリーで開催されるポップカルチャーイベントで、同国および近隣地域において最多の来場者数を誇る「MondoCon
」(1月11日開催予定)の主催者に、同イベントの概要や意義などについてヒアリングを行った。
同イベントは2008年に、ハンガリー最大手の漫画出版社MangaFanによって創設された。「MondoCon」の「Mondo」はハンガリー唯一のオタク向け雑誌MONDOに、「Con」はConventionに由来する。
年に4回、各季1~2日の日程で首都ブダペスト市内の展示場「Hungexpo」において開催されており、来場者数は1日当たり1万2,000人を上回る。男女比率にほとんど差はなく、性別を問わず誰でも最新のポップカルチャーを楽しめることが魅力の1つとなっている。また、19~24歳の若者が最も多く来場するが、年々、その年齢構成は上昇しており、最近では子供連れの来場者およびリピーター(年に平均2.5回来場)が増加傾向にある。
来場者の7割がアニメやオタクグッズ、コスプレを主な目的として参加しており、日本発祥のものが人気となっている。またプログラムは幅広く、コスプレやダンスなどの大会をはじめ、eスポーツ、テーブルトップゲーム、パネルディスカッション、J-POPコンサート、海外ゲストの出演、ハンガリーの声優やアニメ関係者のインタビューなども開催されている。日本関連の講演(文化や物語など)は特に人気が高く、過去には国際交流基金や在ハンガリー日本大使館も参加している。さらに、アニメや漫画のほかにも、ゲーム、K-POP、日本発のファッションなど、多様なポップカルチャーを味わえるのが特長だ。
主催者は「配信サービスの普及により、アニメや漫画が以前よりも社会的に受け入れられるようになったとはいえ、いまだに偏見や批判が完全に消えたわけではない。自己表現の場を確保するためにも、さらには自分1人ではなく多くの仲間が存在することを認識してもらうためにも、このようなイベントを開催する意義がある」と強調した。
(コバーチ・シャーラ)
(ハンガリー、日本)
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