2025年の海外在留邦人数は中東で前年比6.7%増の1万646人、アフリカで1.6%増の6,592人、UAEが最多
(中東、アフリカ、アラブ首長国連邦、南アフリカ共和国、世界、トルコ、イスラエル、サウジアラビア、ケニア、エジプト、モロッコ)
調査部中東アフリカ課
2026年01月20日
外務省は2025年12月25日、海外における邦人の在留届をもとに「海外在留邦人数調査統計
」を更新した。同統計によると2025年10月1日時点の海外に永住および長期滞在する邦人は、世界で前年比0.4%増の129万8,170人だった。
地域別では北米が前年比0.2%増の49万1,701人で最多、中東では6.7%増の1万646人、アフリカでは1.6%増の6,592人だった。アフリカの邦人数は(南極を除く)地域別で最も少なかった。中東は「東欧・旧ソ連」(1万281人)よりも多かったほか、伸び率は(南極を除く)地域別で最も高かった。
なお、世界では海外での永住者が45.3%、長期滞在者が54.7%のところ、中東アフリカでは永住者の割合が少なく(中東19.3%、アフリカ13.3%)、長期滞在者が多い(中東80.7%、アフリカ86.7%)。
中東でUAE、アフリカで南アが最多
国別の在留邦人数(2025年10月時点)を見ると、米国が全体の約3割を占め最多で前年比0.7%増の41万6,380人となり、オーストラリアが1.4%増の10万5,566人、中国が4.7%減の9万2,928人、カナダが2.6%減の7万5,316人、タイが2.4%増の7万2,113人で続いた。
中東では、アラブ首長国連邦(UAE)が、2021年と比べて約2割増、前年比11.0%増の5,300人(世界26位)で最多となった。これはベルギーの邦人数(5,592人)と同規模だ。中東ではトルコ、イスラエル、サウジアラビアの在留邦人も多い。都市別でもUAE・ドバイの在留邦人が13.2%増の3,433人で中東最多(世界47位)だった。
アフリカでは、南アフリカ共和国が前年比6.9%増の1,004人(世界48位)で最多だった。これはポルトガルの邦人数(1,017人)と同規模だ。アフリカではケニア、エジプト、モロッコの在留邦人も多い。
2025年10月時点の中東の在留邦人数上位10カ国は次のとおり(かっこ内は前年比増減)。
- UAE:5,300人(11.0%増)
- トルコ:1,754人(0.1%減)
- イスラエル:1,010 人(2.9%減)
- サウジアラビア:718人(8.6%増)
- カタール:702人(12.5%増)
- イラン:327人(4.1%増)
- ヨルダン:212人(8.2%減)
- バーレーン:188人(0.5%増)
- クウェート:142人(15.5%減)
- イラク:99人(N/A)
アフリカの在留邦人数上位10カ国は次のとおり。
- 南ア:1,004人(6.9%増)
- ケニア:828人(0.2%増)
- エジプト:757人(5.8%減)
- モロッコ:450人(6.6%増)
- ガーナ:253 人(9.3%減)
- タンザニア:223人(0.4%減)
- セネガル:219人(3.5%減)
- ウガンダ:212人(9.8%増)
- ルワンダ:202人(23.9%増)
- ザンビア:197人(2.5%減)
(井澤壌士)
(中東、アフリカ、アラブ首長国連邦、南アフリカ共和国、世界、トルコ、イスラエル、サウジアラビア、ケニア、エジプト、モロッコ)
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