プノンペンで健康をテーマとした日本食フェアを開催

(カンボジア、日本)

プノンペン発

2026年01月19日

ジェトロは2025年11月14日から23日まで、カンボジア・プノンペン市内の3店舗のイオンモール(注)で、日本食フェアを開催した。同フェアは、カンボジアにおける日本食文化の認知拡大を目的としたもの。

開催7年目となる今回は、「家族みんなで楽しむ日本食文化~栄養バランスから築く健康~」をテーマに、日本食品の高い栄養価と安全性をアピールし、健康な食生活の実現に向けて日本食品を取り入れることを提案した。

同フェアでは、九州各県・福井県・石川県・北海道など、日本各地の食品約400商品を販売した。品目には、インスタント麺、ふりかけ、スナック、飲料、チーズデザートなどが含まれており、幅広い商品を紹介したほか、試食や巻き寿司体験、カンボジア人フードインフルエンサーによるレビューショー、日本食の知識を問うクイズ企画など、日本食を知り、体験できるプログラムを展開した。

フェア期間中の売り上げ実績は、前年の同イベントと比較して、約7割増と好調な結果になった。特に、チーズデザートをはじめとするスナック類やインスタント麺など、即食性のある商品がファミリー層を中心に支持され、販売が伸びた。またアルコール類では、梅酒が甘くて飲みやすい酒という特徴が、消費者から高い評価を受けて、売り上げを大きく伸ばした。現地の嗜好(しこう)に合致した味わいが支持された結果といえる。来場者からは、「日常的に良い食生活を送っている日本人は健康であり、子供の成長のためにも日本食を生活に取り入れたい」「子供も日本食を食べており、日本食を取り入れてからは、家族が健康維持に関心を持つようになった」といった健康への関心を示す声が聞かれた。特に、子育て世代においては、家族や子供の健康を重視する意識が高く、日本食は安心して家庭に取り入れられる選択肢として支持されている。また、日本人の健康的な食生活に対するイメージや日本のアニメなどの影響で日本や日本食への関心が高まり、本フェアに来場したという家族も多く見られた。

本フェアは、日本政府観光局(JNTO)や自治体国際化協会(CLAIR)といった公的機関と、エア・カンボジアやシンガポール航空などの日本に就航する航空会社も出展し、来場者に食文化の体験を目的とした日本旅行を提案した。また、在プノンペンの日系病院であるサンライズジャパン病院による、日本食を通じた健康的な暮らしをテーマにした講演も行われた。

写真 ジャパンフェア会場の様子(ジェトロ撮影)

ジャパンフェア会場の様子(ジェトロ撮影)

(注)イオンモール・プノンペン(2014年オープンの1号店)、イオンモール・センソックシティ(2018年オープンの2号店)、イオンモール・ミエンチェイ(2023年オープンの3号店)の3店舗。

(ルーン・チャンモニー)

(カンボジア、日本)

ビジネス短信 cf8b80901bf5aedc