2025年の小売・サービス売上高は前年比9.2%増、堅調に推移

(ベトナム)

ホーチミン発

2026年01月30日

ベトナム統計局によると、2025年の小売・サービス売上高(推計値)は7,009兆ドン(約42兆536億円、1ドン=約0.006円)で前年比9.2%増となり、堅調な伸びを示した。内訳として、小売りが8.0%増の5,335兆ドンで全体の76.1%を占め、宿泊・飲食サービスが14.6%増の843兆ドン、観光サービスが20.2%増の94兆ドン、その他サービスが11.5%増の737兆ドンだった(添付資料表1参照)。

現地報道によると、小売りの中で特に伸び率が大きかったのは食品(前年比9.8%増)で、衣料品(9.1%増)、家具・家電(8.0%増)、文化・教育関連(4.0%増)が続いた。省・市別にみると、商都ホーチミン市が前年比15.5%増の1,946兆ドンでトップとなり、首都ハノイ市が12.7%増の963兆ドン、ホーチミン市に隣接して日系製造業の進出が多いドンナイ省が18.6%増の466兆ドンが続いた(添付資料表2参照)。

統計局によると、2025年の労働者の平均月収(推計値)は840万ドンで、前年と比べて69万ドン(8.9%)増加した。男女別では男性950万ドン、女性720万ドン、地域別では都市部1,010万ドン、農村部730万ドンだった。

商都ホーチミン市での日系企業の新規出店や拡大が進む

ホーチミン市は、ベトナム全国の2025年の小売・サービス売上高のうち27.8%を占める一大消費地であり、日系企業がベトナム1号店を出店することが多く、近年は多店舗展開の動きも活発だ。2025年11月以降のホーチミン市における、主な日系企業の進出状況は次のとおり。

  • ロイヤルホールディングスと双日の共同出資によるROYAL SOJITZ VIETNAM COMPANY LIMITEDは、2025年11月にベトナム4号店となる「焼肉いねや」、12月に「Roll いねや」(ロールずし)と「ROLL & TEPPAN INEYA」(ロールずしと鉄板焼き)をオープン。
  • 2025年11月、日系スーパーマーケットの富分(TOMIBUN)が南部初出店。
  • 2025年11月、無印良品がベトナム1号店を拡張・改装し、東南アジア最大規模の旗艦店として再オープン。
  • 2025年11月8日、JINSがホーチミン市中心部の商業施設「サイゴンセンター」内の旗艦店オープンを皮切りに、同月中に2店舗を追加でオープン。

(小林真龍)

(ベトナム)

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