中国ブランドの販売が半数超、タイ国際モーター・エキスポ2025
(タイ)
バンコク発
2026年01月09日
タイ最大級の自動車商談会「第42回タイ国際モーター・エキスポ2025」が、2025年11月29日から12月10日まで、首都バンコク近郊で開催された。会期中、150万人超の来場者を記録し、自動車7万5,246台、二輪車5,263台の販売予約が成約した。特に、中国の電気自動車(EV)メーカー各社が、値下げを含めたキャンペーンを展開し、前回比38%増の販売予約となった。
同エキスポで販売予約が多かった上位5ブランドは、トヨタ(1万872台)、BYD(1万31台、注)、ホンダ(6,278台)、OMODA&JAECOO(5,217台、奇瑞汽車グループ)、GAC(5,019台、広州汽車グループ)の順となった(添付資料表参照)。前回から上位3ブランドは変わらなかった一方、奇瑞汽車や吉利汽車など、新たにタイ市場に参入した中国EVメーカーの台頭が目立った(2024年12月17日記事参照)。メーカーを国籍資本別(ジェトロ集計)でみると、中国系は計4万6,989台(前回比80.6%増)とエキスポ販売予約全体の54.5%を占め、日系(2万6,753台、同17.5%増)との差が開いた。
エキスポの主催団体によると、成約した自動車のうち、EVが50%を占め、残りを内燃機関車〔ガソリン車、ハイブリッド車(HEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)〕が占めた。自動車の平均販売価格は112万2,347バーツ(約561万円、1バーツ=約5.0円)で、前回から1割下がっている。
最多販売モデル(順不同)は、吉利汽車「GEELY EX2」(プロモデル、エキスポ表示価格39万9,900バーツ)、奇瑞汽車「JAECOO 5」(同58万9,000バーツ)、BYD「ATTO3」(プレミアムモデル、62万9,900バーツ)、トヨタ「YARIS CROSS」(HEVスマートモデル、78万9,000バーツ)、ホンダ「HR-V」(e:HEV Eモデル、89万9,000バーツ)、三菱自動車「Xフォース」(HEVイグナイトモデル、89万9,000バーツ)となった(2025年12月12日付「オートライフ・タイランド」)。
吉利汽車「GEELY EX2」(ジェトロ撮影)
奇瑞汽車「JAECOO 5」(ジェトロ撮影)
BYD「ATTO3」(ジェトロ撮影)
(注)BYD公表値。主催団体の公表値を異なる。
(藪恭兵)
(タイ)
ビジネス短信 c29bf5763da19110




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