ルーマニア財務省、公共投資優先プロジェクトリストを公表

(ルーマニア)

ブカレスト発

2026年01月14日

ルーマニア財務省は1月9日、総額1億レイ超(約36億円、レイは通貨単位レウの複数形、1レウ=約36円)の公共投資プロジェクトを対象に、2025年重点公共投資プロジェクトの優先リストPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を公表した。同リストには、技術や経済指標を用いた評価に基づきランク付けされたプロジェクト計195件が含まれ、総額は4,577億レイに上る。同省は、財政支出の効率性と経済へのインパクトを監視するツールとして同リストを公表した。優先順位の高いプロジェクトは次のとおり。

  • 道路インフラ:A7高速道路(プロイエシュティ~パシュカニ)、A1高速道路(シビウ~ピテシュティ区間)、A8高速道路(トゥルグ・ムレシュ~ヤシ~ウンゲニ)。
  • 鉄道インフラ:カランセベシュ~ティミショアラ~アラド間の鉄道線路の近代化、ブラショフ~シギショアラ線の改修。
  • 医療:3つの地域救急病院(ヤシ、クルジュ・ナポカ、クライオバ)の建設、および戦略的プログラムで資金提供される新しい病院施設。
  • 都市交通:地下鉄ネットワークの拡張(地下鉄6号線、ブカレスト国際空港への接続)。
  • 環境・水管理:洪水リスクの高い河川流域における沿岸保護プロジェクトおよび治水技術開発。

そのほか、コンスタンツァ港における上下水道インフラの近代化プロジェクトや、極限レーザー核物理研究所(ELI-NP)などが同リストに含まれている。財務省はこれらのプロジェクトを継続的に監視し、適切な優先順位付けを行うことで、最適な予算配分を確保し、社会的・経済的収益性が高いプロジェクトに資源を集中させていくとしている。

(高崎早和香)

(ルーマニア)

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