サイゼリヤが武漢市に初出店、開店初日は400組待ちの大盛況
(中国)
武漢発
2026年01月28日
イタリア料理レストランチェーン・サイゼリヤは1月15日、中国・湖北省武漢市の商業施設「イオンモール武漢経開」内に「サイゼリヤイオンモール経開店」をオープンした。同店舗は武漢市および中国内陸部へは同社初出店となり、オープン初日には400組待ちの大盛況となった。
ジェトロは1月21日、出店の経緯や今後の事業展開の展望などについて、同店舗を運営する武漢薩莉亜餐飲の入江雅弘総経理に話を聞いた。
開店初日の様子(ジェトロ撮影)
(問)出店先として武漢市を選んだ理由は。
(答)新規進出先を検討する中で中国の複数の都市を比較した結果、武漢市ではサイゼリヤの主要顧客である若年層が多く(注)、西洋料理に対する受容性が高いだろうと判断した。また、GRP(域内総生産)成長率も比較的堅調に推移していることや、出店先となりうる商業施設が多いことも踏まえ、武漢市で現地法人の設立ならびに出店へと至った。
(問)提供するメニューの特徴は。
(答)サイゼリヤイオンモール経開店では、既存の上海市や広州市での店舗で、売れ行きの良いメニュー上位を中心に、レシピや分量、価格を調整したうえで提供している。現地の食習慣や味の好みに合わせて、例えば中国ではおかゆを食べる文化があることを踏まえ、リゾットのラインアップを充実させた。また、武漢市民は辛い味付けを好むことを踏まえて、ドリアの上に麻辣ソースをかけた「麻辣ひき肉ドリア」を新たに開発したところ、売れ行きは好調だ。
(問)今後の事業展開は。
(答)今後10年で、湖北省、湖南省において100店舗以上の出店を目指している。そのために、まずは今後3年程度かけて武漢市で社員を積極的に採用し、店長候補を育てていき、人材が育ったタイミングで武漢市以外の都市にも進出したい。同時に、広州市にある管理会社と協働して、メニュー作成などの業務の標準化も推進している。
(注)武漢市の定住人口に占める若者(18~34歳)の割合は、2021年の統計で23.3%であった。2025年時点で武漢市には高等教育機関(大学院、大学、短大など)が83校あり、学生の多い街としても知られる。詳細はジェトロ「湖北省・武漢市概況説明資料
(3.7MB)」を参照。
(廣田瑞生)
(中国)
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