中央アフリカ共和国大統領選挙、トゥアデラ氏が3期目当選、主な野党は反対

(中央アフリカ共和国)

アビジャン発

2026年01月14日

中央アフリカ共和国の選挙管理委員会(ANE)は1月5~6日、2025年12月28日に実施された大統領選挙の結果について、現職大統領のフォースタン・アルカンジュ・トゥアデラ氏が76.15%の暫定得票率で勝利したと発表した。元首相で対立候補のアニセ・ジョルジュ・ドロゲレ氏(URCA党)は14.66%、同じく元首相のアンリ・マリ・ドンドラ氏(UNIR党)は3.19%となった。投票率は52.42%だった。

現地報道によると、暫定結果発表後、与党の心の運動連合(MCU)は喜びを表明し、トゥアデラ氏は国民に感謝を述べた。対立候補側では受け止め方が分かれた。野党民主諸勢力連合(UFDO)がトゥアデラ氏の勝利を認めた一方、ドロゲレ氏は大統領の警備隊が同氏の警護要員を拉致したことを非難した。またドンドラ氏は、首都バンギや他の国内地域にてUNIR党員が投票所に入場できなかったと訴え、両氏は結果の正当性を認めていない。暫定結果発表当日は、現地メディアで武装勢力による混乱が伝えられ、多くの国民が外出を控えた。

中央アフリカ共和国は、1958年の独立宣言以降も紛争が続いてきた。ダイヤモンドやウランの産出国だが、人口の7割以上が国際貧困ライン以下の生活を送っている。現在は武装勢力との和平合意締結が進み、選挙では、国連中央アフリカ共和国多面的統合安定化ミッション(MINUSCA)が運営を支援した。

トゥアデラ氏は2016年に初当選し、2020年に再選された。その後、憲法改正で大統領選挙への立候補は回数無制限となった。報道によると、大統領選の確定結果は2026年1月中旬に憲法裁判所にて発表される予定。

(ロブエ・ピエールアダム、長屋幸一郎)

(中央アフリカ共和国)

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