ガーナ、2月1日から商業用海上貨物輸入に対し国内保険会社の保険付保を義務化

(ガーナ)

アクラ発

2026年01月30日

ガーナ財務省は2月1日から全ての商業用海上貨物輸入に対し、ガーナ国内保険会社での保険付保を義務化する方針を発表した。本政策は「Insurance Act 2021(Act 1061)Section 222」に基づくもので、財務省はその適切な管理と執行をガーナ中央銀行(BoG)およびガーナ歳入庁(GRA)に求めた。

この方針は、2026年1月20日に開催されたガーナ保険協会(GIA)第12代会長の就任式で、財務相代理として出席したデビッド・クロテイ・コリソン(David Klotey Collison)氏によって発表された。ガーナ政府は、長年、ガーナ保険業界が求めてきたこの義務化により、荷主の保護、国内保険市場への参加拡大、保険料の国内循環による経済強化、そして保険産業の持続的成長といった効果を期待している。

さらに、財務省は2026年中に「10カ年保険マスタープラン」を策定する計画も示した。このマスタープランは、低い保険浸透率、規制の断片化、価格設定の非効率性、その他の市場制約といった構造的課題の解決に向けた政策、規制、制度改革の基本となるもの。保険普及率向上、金融包摂の推進、デジタル化・イノベーションの強化をはじめ、ガーナを西アフリカ地域の保険ハブへと成長させることを目指している(2026年1月26日付BFT Online)。財務省は、保険を国民生活の安定と経済回復を支える重要な基盤と位置づけ、より包括的で信頼性の高い保険制度を構築する方針を掲げている。

今回の政策は、保険料の国外流出を抑制し、国内保険産業への資金循環を高めることで、ガーナの経済基盤強化と保険市場の持続的発展への転換を図る取り組みの一環だ。

(中川翼)

(ガーナ)

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